3月18日開業！イオンモール直結、京葉線新駅「幕張豊砂」を探検！

text & photo：RM
取材日：’23.2.22　取材協力：東日本旅客鉄道千葉支社

　京葉線の新習志野～海浜幕張間に建設中であった新駅「幕張豊砂（まくはりとよすな）駅」。来る3月18日のダイヤ改正から開業となりますが、既に設備はほぼ完成しており、2月22日に報道向けの内覧会が催されました。

正面上空に張り出した真っ白な膜屋根が印象的。

シックな色合い・書体でさりげなく設置された駅名表示。

　まず位置関係ですが、前述の通り新習志野～海浜幕張間、そのほぼ中間地点となります（両駅から共に約1.7km）。海側にイオンモール幕張新都心、山側に京葉車両センターがありますが、このイオンモール幕張新都心はイオンモールの中でも旗艦店という位置づけで、その規模は日本有数。また、イオングループ自体が幕張新都心に本社機能を置いていることもあり、その力の入れようが窺えます。従来は公共交通で来店の場合、海浜幕張駅からのバスでのアクセスとなりましたが、今回の幕張豊砂駅開業によりほぼ駅直結という場所になります。

（JR東日本プレスリリースより）

イオンモールのモール同士をつなぐブリッジに、駅開業をアピールする横断幕が。

■コンコース
　駅のメインコンセプトは「ゆったりした時間が流れる新しい駅」というもの。非日常のショッピングを楽しむ客層を意識して、楽しく明るいムードを目指しているようです。駅コンコースの天井は白い膜屋根とされて採光が良く、千葉県産の木材をあしらったベンチや壁装飾も効果的です。

コンコース天井からは天然の採光が降り注ぐ。

髙い天井で開放感も十分以上！

■プラットホーム
　さて、この駅のホーム構造は少々変わっています。というのも元々この区間、上下線が互い違い…すなわち、下り線が地平を走るのに対し、上り線が高架になっているのです。これは、京葉線が元々貨物線として計画され、当初はこの地にヤードが建設される予定であったから…という説明がありました。従ってホームも二階建てで、下り1番線が地平（コンコースからは数段分の階段を上った高さ）、上り2番線が高架の2面2線式となっています。

駅構造を端的に示す図が掲げられています。

2番線は海側に向いており、イオンモールが対面によく見えます。

2番線へのアクセスは、2基のエスカレーター、階段と1基のエレベーター。

幕張豊砂駅は、上下線が2階建てのようになった変則2面2線ホームで、それぞれ見える景色が全然違うのが面白いところです。この動画は上り線ホームからの通過列車で、線路の海側、イオンモール側を見ています。 pic.twitter.com/cSzAADyK3w
— Rail Magazine（レイル・マガジン）【公式】 (@RM_nekopub) February 22, 2023