text & photo:RM
取材日:’22.9.19 場所:京都鉄道博物館
取材協力:株式会社人機一体、日本信号株式会社、西日本旅客鉄道、京都鉄道博物館
京都鉄道博物館にて、19日より多機能鉄道重機「零式人機ver.2.0」の展示が開始された。JR西日本と日本信号(株)、そしてロボット工学に関する技術を保有する(株)人機一体が共同開発を行っている特殊重機で、高所重作業に関する苦労やリスクを軽減するとともに、直感的で繊細な作業を両立させる目的で、2022年4月より試作機での試験が行われている。
人型重機の写真はこちらにて!
見慣れた軌陸車のアーム先端に取り付けられているロボットを見てみると、顔に当たる部分には複数のカメラ、そして両腕がついた上半身部分も、アニメに登場しそうな“人型”のイメージそのままに作られているのが分かる。これなら、線路上を移動しながら電柱や架線のメンテナンス作業も安全かつ確実にできそうだ。JR西日本は2024年度の実用化を目指して、引き続き開発を進めていくとのこと。
なお、今回の展示は9月19日から10月2日(21日は除く)の間だが、23、24、25日にはデモンストレーションも実施されるので、ぜひその動きをご自身の目で確かめに行ってみてはいかがだろうか。デモンストレーションの時間は以下のとおり。
◎多機能鉄道重機デモンストレーションについて
■開催日:9月19日(月・祝)、23日(金・祝)~25日(日)、 10月1日(土)・2日(日)
■開催時刻:(1) 11:00 (2) 13:00 (3) 14:30 (4) 15:30 ※各回所要時間約15分
■開催場所:本館1F 「車両のしくみ/車両工場」エリア