text & photo:RM
取材日:’22.9.15 場所:小倉総合車両センター
取材協力:九州旅客鉄道
9月23日の西九州新幹線開業と同時に誕生するJR九州の新D&S列車「ふたつ星4047(よんまる よんなな)」が完成し、本日小倉総合車両センターで報道公開されました!
お披露目の瞬間。右から3人目がおなじみドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治さん。その左はJR九州・代表取締役社長執行役員の小宮洋二さん。客室乗務員の方の制服も、もちろんこの機会に新しく制定されたものです。
■外観
「ふたつ星4047」のコンセプトは 「 西九州の海めぐり列車」。有明海・大村湾の水面に映える“パールメタリック”を基調としたデザインとなっています 。車体の随所にあしらった金色のロゴとラインが 、 西九州の美しい自然に映えるようなデザインです。
1号車・キハ47-4047側から見た編成写真。種車は「はやとの風」用だったキハ47 8092で、側面の縦長のパノラマ窓が活かされています。
2号車・キシ140-4047。種車は「いさぶろう・しんぺい」用の予備車両であったキハ140 2125。形式記号が食堂車を示す「シ」となっているのがちょっとびっくりです。
3号車・キハ147-4047側から見た編成写真。種車はこちらも「はやとの風」用だったキハ147 1045です。
中間車2号車は、「いさぶろう・しんぺい」用の予備車両であったキハ140 2125が種車で、形式・車号はキシ140-4047、定員のないフリースペース「ラウンジ40“よんまる”」となります。
■内装
1号車と3号車は普通車指定席(合計86席)、2号車は1両すべてが共用スペースとなります。
○1号車
全体に木目調・ブラウン系統でまとめられた、明るく落ち着いたデザイン。
38席中の30席分は、リクライニングシート。
縦長のパノラマ窓部分のシートは、窓側に向く2人掛け×2(非リクライニング)となり、これが両サイドにあるので8席分となります。
1号車連結面寄りには、立ち席カウンターと荷物置き場があります。
○2号車
本編成の目玉である2号車「ラウンジ40」。定員外となっており、乗客が自由にくつろぐことができます。窓を背面にしたソファ、窓を向くテーブルとイスなど、バラエティあるシート配置となっています。
左手見切れているのがビュッフェカウンター。天井や床面にも図案が配置され、非日常感を盛り上げているようです。
○3号車
3号車は1号車と基本的なデザインは共通ですが、シートの色合いがダーク系になり、また天井がイエロー系になるなど、雰囲気はだいぶ違います。
1号車と違ってトイレがない分定員は48名と多くなります。うち36席分がリクライニングシートです。
■お弁当
「特製ふたつ星弁当」は二段重ねとなっています。
「4047弁当」もおかずたっぷりで、ご飯が見えないくらいです。
■運行ルート
午前便が、武雄温泉→(長崎本線経由)→長崎。このルートでは車窓左手に有明海を楽しめます。午後便が、長崎→(大村線・佐世保線経由)→武雄温泉。こちらではやはり車窓左手に大村湾を楽しめます。ふたつのルートで西九州エリアを一周し、各ルートを1日1本ずつ運行します。
(JR九州プレスリリースより)
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