185系

特集・コラム

流鉄の「オムライストレイン」を美味しくいただきました!

2022.08.29

text & photo(特記以外):三ツ矢健太
撮影日:’22.8.28

 千葉県の馬橋~流山間を結ぶ流鉄には、現在5000形電車が2連5編成在籍していますが、1編成ごとに塗色が異なり、それぞれ編成の愛称も付けられています。当然編成相互で車両を差し替えるということは考慮されていませんし、過去に別の編成同士の車両を組んだという話も聞いたことがありません。

 ところが昨2021年秋頃、故障に伴う車両のやりくりの関係で、「あかぎ」と「なの花」を1両ずつ連結した編成が爆誕! あくまで暫定的な措置であったはずが、黄色と赤の組み合わせがまるでオムライスのように見えるということで「オムライス電車」「オムライストレイン」として思わぬ人気を博してしまいました。

▲2021年12月28日RM「シーナリー散歩」取材時の「オムライス電車」。’21.12.28 流鉄 小金城趾 P:RM

 当初の「オムライストレイン」は、馬橋寄りが「なの花」、流山寄りが「あかぎ」(車番で言うと5105+5003)の1編成だけでしたが、修理完了後に元の組成に戻すかと思いきや、今度は馬橋寄りが「あかぎ」、流山寄りが「なの花」(車番で言うと5103+5005)という編成も登場。互い違い2本の「オムライストレイン」が現在活躍中なのです。

▲「オムライストレイン」2本並び。写真左が最初に登場した5105+5003編成で、右は後から登場した5103+5005編成。流鉄 流山

 そして6月25日から「オムライストレイン」のヘッドマークが装着されて運転されています(8月31日まで)。絵柄は、黄色バックに電車が「あかぎ」というのと、赤色バックに電車が「なの花」という2種類があり、前者が「なの花」車両に、後者が「あかぎ」車両に取り付けられています。

▲「なの花」の車両に装着されたヘッドマークには「あかぎ」の車両が描かれています。写真は5005号。 流鉄 流山

▲「あかぎ」の車両に装着されたヘッドマークには「なの花」の車両が描かれています。写真は5103号。 流鉄 流山

▲小金城趾駅に入線してきた5105+5003編成(写真手前は5105号)。 流鉄 小金城趾

 流鉄ではこの「オムライストレイン」のクリアファイルも発売中(2枚入り・500円税込)。また、1日フリー乗車券の絵柄も現在「オムライストレイン」の写真があしらわれたものになっています。

▲2種類のクリアファイルと、1日フリー乗車券。すべて赤+黄色のオムライストレイン仕様!

 車両故障という苦難を逆手にとって(?)レイル・ファンを楽しませてくれる素敵な鉄道会社・流鉄を堪能してきた一日となりました。

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