1987年4月1日、日本国有鉄道からJRへ移行の日を迎えた。185系電車は227両全車が1両も欠けることなくJR東日本に承継された。東海道・伊東線の「踊り子」グループも高崎・上越線の「新特急」グループにも大きな変化はなかった。しかし、JR東日本では民営化3年後に伊豆へのリゾートを強く意識した専用特急電車251系を登場させる。2階建てや展望席を含む魅力あるスタイルで登場した251系電車は「スーパービュー踊り子」の名前ともに一躍伊豆特急の人気を独占した。スーパービューの登場後も185系は黙々と伊豆への道を走ったが、長い間続いた主役の座を去ったことは否定しがたい事実であった。
▲185系「踊り子」と並ぶ251系「スーパービュー踊り子」(左)
’20.2.1 伊豆急行 川奈 P:通い妻
(185系思い出ギャラリーより)