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2021年3月をもって定期運用から離脱する185系。1981年のデビュー以来、首都圏を中心に特急などの優等列車のほか、「ライナー」や普通列車といった運用にも充当された。また、臨時快速などの波動運用にも用いられ、まさに汎用特急車両と呼ぶにふさわしいものであった。本コーナーでは複数回にわたって、そんな185系の活躍について、路線別・列車ごとに紹介していこう。
■急行「伊豆」
’81.4 東海道本線 横浜~戸塚 P:ウネG
(185系思い出ギャラリー)
運転区間:東京~伊豆急下田(伊豆急行)・修善寺(伊豆箱根鉄道)
185系での運転時期:1981年
急行「伊豆」は特急「踊り子」の前身となる列車の一つ。豊富な温泉と美しい景観で人気の伊豆半島へは、観光アクセスの優等列車が戦前から運転されており、急行「伊豆」もその流れを汲んだ列車である。185系登場以前は長年153系で運転されており、185系への置き換えの過渡期には、暫定的に両形式が混在して運転された。
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