取材日:’20.11.22
text&photo:奥村匠海
夕暮れに出発し、ボックス席でほんのりと灯る車内灯の中、客車のゆったりとした揺れに身をゆだねる…そんな旅がこの季節だからこそできる列車がある。会津若松発の下り「ばんえつ物語号」だ。会津若松を15:25に発車し、夕暮れの阿賀野川沿いを進み新津に18:42に到着する。
その車窓はまさに往年の客車列車を想起させる趣深い列車となっている。今回はそんな「ばんえつ物語号」の下り列車の乗車レポートをお届けしていく。
▲津川駅に停車中の「SLばんえつ物語」。その雰囲気はまさに「夜汽車」と呼ぶにふさわしい。
■旅の始まりは歴史ある城下町「会津若松」から
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