特集・コラム

外観と車内のギャップが楽しい!~近鉄リニューアル「楽」に乗った!~

2020.08.21

text&photo:RM

 2020年8月19日にリニューアルされた団体専用車両、近鉄20000系「楽」の報道向け試乗会が大阪上本町~近鉄名古屋で開催された。
 この20000系は4両編成1本のみという貴重な存在で、登場以来黄色を基調としたボディカラーで親しまれてきた。そして今回、デビューから30年を機に「地のにぎわい」をコンセプトとして全面リニューアルを行い、外観・内装ともに大きくイメージチェンジを行った。

 

◎リニューアルのポイント

■外観
 日本で古来より使用されている漆をモチーフとした「漆メタリック」をベースに沿線をテーマとした5種類の色柄をアクセントとして加えた外観となっている。リニューアル前の黄色を基調とした塗装に比べて非常に落ち着いた塗装となった。

▲大阪上本町に到着した近鉄20000系「楽」

■内装
 内装はカラフルなシートやフリースペースなどが設けられており、落ち着いた塗装の外観とのギャップが大きな魅力となっている。

●普通座席
 転換クロスシートとなっており背もたれ部分に外観にもあしらわれている5種類の絵柄が施されているほか、座席には木製の大型テーブルが設けられている。また、シートピッチも91㎝から121㎝に広げられている。
 また、フリーWi-Fiも全車両に完備されている。

●先頭車
・先頭車には「楽VISTAスポット」として座席のないフリースペースを設けており全面・側面の3方向の大きな窓から前面展望を楽しむことができる。

▲1号車の「楽VISTAスポット」から見た眺め

・フリースペース
 1号車と4号車はダブルデッカーとなっており1階部分には靴を脱いで利用するフリースペースが設けられており、低い位置のホームスレスレを通る光景を楽しむことができる。

▲1号車1階部分のフリースペース

▲4号車1階部分のフリースペース

・サロン席
 1号車と4号車の車端部に設けられたサロン席。以前は6人掛けのシートが通路に向けて設置されていたが、4人掛けシートに変更された。また、窓もシートの腰掛部分まで広げており非常に開放感のある座席となっている。

▲4号車車端部のフリースペース。1号車にも同じものが設けられている。

 リニューアルによって大きく姿を変えた20000系「楽」。内装の意匠やフリースペースなど各所に遊び心が感じられる楽しい列車になったと感じた。 
 なお、本車両は団体専用列車専用車両となっており、団体ツアーなどで利用される予定。8月21日には一般向けの試乗会ツアーが開催される。

取材協力:近畿日本鉄道

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