JR西日本は、能登半島地震と奥能登豪雨からの復興に向けた取り組みの一環として、七尾線に新たな観光特急を導入すると発表した。金沢~和倉温泉間で運転し、2029年前半のデビューを目指す。
新たな観光特急は、現在特急「能登かがり火」として使用している車両を改造して投入するもの。3両編成のうち1両を特別車両とし、七尾市和倉町出身で株式会社ボスコ代表のデザイナー、モリモトシンゴ氏が車両デザインを監修する。
JR西日本では、和倉温泉観光協会など地域関係者との共創を進め、能登の文化や魅力を列車に取り込む計画。列車を「能登への入口」と位置付け、車内での体験と地域での観光を結び付けることで、能登半島全体の回遊促進や交流人口の拡大を目指すとしている。
また、現在七尾線で運行している観光列車「花嫁のれん」は、車両の経年化により2028年夏ごろで運行を終了する予定。新たな観光特急はその後継となる。
このほか、特急「能登かがり火」用車両を使用した大阪発和倉温泉行きの団体臨時列車も運行する。北陸新幹線の敦賀延伸開業により、能登と関西圏を乗り換えなしで結ぶ列車がなくなり、直通列車の運行が切望されていたが、今回の団臨はそうした声に応える形となる。2027年の春・夏・秋に各1本設定し、大阪、新大阪、京都から和倉温泉まで直通運転される予定で、能登観光を組み込んだ旅行商品として発売する。
(画像はプレスリリースより)
■運転区間
金沢~和倉温泉
■使用車両
特急「能登かがり火」型車両(3両編成)改造車
■編成
3両編成(うち1両を特別車両とする)
■デザイン監修
モリモトシンゴ氏(株式会社ボスコ代表)
■運行開始予定
2029年前半(1編成目)
※観光列車「花嫁のれん」は2028年夏ごろ運行終了予定
■運転日
毎日運転予定(2編成体制移行後)


