三岐鉄道は3月10日、2025年度より三岐線用に新型車両「5000系」を導入することを発表した。これは既存車両を更新すべく、JR東海より譲受した「211系（5000代）」を改造のうえ投入するもの。同社によれば、「車内の快適性向上、お客様への情報提供の充実を図った、三岐線の新しい顔となる「5000系」をよろしくお願いします」とのことだ。詳細は以下の通り。
▲「5000系」の外観。同社の塗色に倣ったラインからーとなっていることがわかる。
■編成数
3両編成8本 合計24両を順次投入予定
■運行線区
三岐線 近鉄富田～西藤原間
■スケジュール
乗務員教習の後、5月中の営業運転を予定。
■主な特徴
・車内の扉上部（3か所）に停車駅や乗換案内等を表示するディスプレイを設置。
・非常通報装置（通話型）を車内に1か所設置（車椅子スペースにも設置）。
・座席や床面を一新し、照明のLED化により明るく快適な車内環境を提供。
・日本語、英語による自動放送を行う。また、始発発車後と終点到着前に、車内メロディを導入する（作曲は柳田淳記氏）。
●車内メロディの詳細
〇上り列車（富田方面）
『きらめきの海風』（伊勢湾の海・風・光を表現した楽曲）
〇下り（藤原方面）
『山のおくりもの』（鈴鹿山脈の温かみを表現した楽曲）
▲設置される車内ディスプレイのイメージ（上記画像2点は三岐鉄道公式プレスリリーフPDFより）
■その他
既存車両は順次廃車となる。営業終了時期は未定。
