日本において最も普及している鉄道模型と言えば「Nゲージ」です。1/150のNゲージを筆頭に、HOやO、Gなどの大型モデルもあれば1/220のZゲージなど、その種類はとても豊富です。
Zゲージについてはこちらの記事をご覧いただくとして、株式会社ロクハンから「Zショーティー」なる鉄道模型が発売されているのはご存じでしょうか。
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“ショーティー”の名がついていることからも分かるとおり、Zゲージをさらに短くディフォルメしたもので、1両の長さはおよそ5センチと、Nゲージの半分以下。かわいらしいフォルムはプラレールのほうがイメージが近いかもしれません。
とはいえ、Zゲージ製品を数多く手がけてきた同社だけに、その実力はなかなかのもの。鉄道模型らしく、レールとコントローラーをつないで走行させるのですが、親指の上に乗るサイズとは思えないほど、低速でも滑らかに走ってくれます。
鉄道模型の醍醐味と言えば、低速での走行がいかにリアルに行えるかもそのひとつ。実際、Zゲージで培った超小型モーターと制御システムの実力に目を付け、Nスケールのナローゲージの改造用に流用している愛好家もいるようです。
単体で販売されている車両はディスプレイ用で、走行用シャーシに交換することで走らせることができます。
サイズがサイズだけに、ジオラマにしてもコンパクトに作ることができ、A5ほどのスペースがあれば走行が可能なジオラマもできてしまいます。もちろん、木や建物といった情景アイテムはZゲージ用が豊富にそろっているので、チョイスに困ることはないでしょう。
鉄道模型への憧れを持ちながらも、スペースに伴うハードルがある方にとって、選択肢の最右翼になりそうなZショーティー。「手軽に、安価に、コンパクトに」鉄道模型の世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
車両のラインナップや楽しい遊び方は、上部のギャラリーにて。