2022年に開業40周年を迎える東北新幹線。1982年に大宮-盛岡間で開業した新幹線の列車名は「やまびこ(速達タイプ)」と「あおば(各停タイプ)」と名付けられました。開業当時の車両は200系、最高速度は210キロでした。
‘12.6.23 東北新幹線 福島-郡山 P:河澄拓哉
(鉄道投稿情報局より)
その後、最高速度や停車駅の違いによって、より速達の「はやて」「はやぶさ」が誕生してからも、「やまびこ」は東京-盛岡間の多くの駅に停車する列車として利便性を活かし、多くの乗客を乗せて走り続けています。
‘10.9.14 東北新幹線 大宮 P:河澄拓哉
(鉄道投稿情報局より)
「やまびこ」は東北新幹線が誕生する前から用いられている歴史ある列車名で、初代「やまびこ」は1959年に福島~盛岡間を結ぶビジネス準急として登場しました。由来は福島~岩手を日帰りできることから、山にこだまする「山彦」をイメージしたものでした。
初代「やまびこ」が1963年に姿を消し、1965年には2代目「やまびこ」が、上野~盛岡間を結ぶ電車特急として誕生。483(485)系を使用し、当時は東北で最速の特急列車でした。そして、東北新幹線開業と同時に同じ盛岡行きの列車名として引き継がれたのでした。
‘11.9.3 東北本線 東大宮-蓮田 P:海老江和賜
(鉄道投稿情報局より)
この先、伝統ある東北エリアの列車名がどのように変化していくのか、そこに注目してみるのもおもしろいかもしれませんね。