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JR東日本、首都圏主要線区でワンマン化準備…! 輸送システム変革について

2021.12.07

 JR東日本では、最新技術を広く活用し、乗客視点の輸送サービス、SDGsを意識した鉄道運営、社員の働き方改革を目指した首都圏の輸送システムの変革を進めていくと発表した。

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‘19.9.28 東北本線(山手線) 御徒町 P:瀧井翔一
鉄道投稿情報局より)

 具体的には、ATACS(無線式列車制御システム)を導入し、ATO(自動列車運転装置)の高性能化により、輸送安定性の向上および、乗客の需要やニーズに応じた柔軟な運行を実現する。また、首都圏主要線区において、ワンマン運転に向けた準備を進める。

 今後、さらに技術イノベーションに取り組み、将来のドライバレス運転の実現を目指した開発を進めていく。詳細は下記の通り。

首都圏の輸送システムの変革
 運行管理と列車制御の融合と高機能化により、乗客の需要に応じたオンデマンドな輸送サービスの提供と、効率的でサステナブルな鉄道運営を目指していく。

▲変革によって目指す姿。(プレスリリースより)

ATACSの導入、ATO高性能化
 ATACSは列車位置検知を軌道回路によらずに、走行する列車自らが前方に在線する列車の位置を検知し、無線を使って車上・地上間で双方向に情報通信を行うことにより列車を制御する新しいシステムのこと。
【対象線区】 山手線、京浜東北線(大宮~東神奈川)

▲従来のシステムとATACSの比較。(プレスリリースより)

 ATACS の無線を活用し、地上装置・車上装置間で信頼性が高くリアルタイムな連携ができるようになることからATO を高性能化し、ATOS との連携により遅延回復や列車群制御による省エネ運転など、線区トータルでの効率的な運転を実現する。さらに、将来のドライバレス運転(GoA3)の実現を目指した開発を進めていく。

▲ATO高性能化のイメージ。(プレスリリースより)

首都圏主要線区でのワンマン運転に向けた準備
 ワンマン運転に必要な車両改造工事や駅設備工事を進める。また、一部の線区にはATO を導入し、定時性の向上や省エネ運転の実現を目指す。
【対象線区】 山手線、京浜東北・根岸線、南武線、横浜線、常磐線(各駅停車)など

今後のスケジュール
 ATACS 導入・ATO高性能化は2028~2031年頃の使用開始を目指す。また、ATO導入・ワンマン運転は2025~2030年頃の導入に向けて、線区ごとに準備を進める。

(プレスリリースより)

🔶詳しくはこちら
🔶JR東日本WEBサイト

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