能勢電には元阪急の木造車デロ10系がポールをつけて活躍していたが、阪急の320形全鋼車の入線を機会に1966年にパンタグラフ化された。デロ10系もパンタグラフとなり、往年千里山線で活躍したような姿が復活した。能勢電では2個モーター車を10形と称しMc+Mcで使用。4個モーター車は20形でMc+tcで偶数番号がMc,奇数番号がTcであった。現在山下駅は高架となり長大編成が走り回る様は隔世の感に堪えない。木造車は1968年には廃車となった。 ’67.5 能勢電気軌道 山下 P:永野晴樹