横浜市営地下鉄ブルーラインでは、3000形5次車として、新たに3000V形車輌1編成6輌を導入する。 3000V形車輌は、行先などの案内表示や空調設備の充実、車いすやベビーカーを利用する方のための設備の充実など、バリアフリー性の向上を図っている。 また、火災対策の強化、新技術を採用した最新機器や省エネ機器を採用するなど、快適性、安全性、信頼性と環境に配慮した最新車輌となっている。 ▼車輌外観(イメージ) 画像提供:横浜市交通局【3000V形車輌の概要】<正面デザイン> ヘッドライト形状を一新してアクセントを付けた。車体形状は従来車と同様ながら、精悍な顔つきに仕上げた。<側面デザイン> ラインカラーであるブルーを基調とし、ヨコハマを象徴する海を連想させるデザインとした。ドア横のグラデーションは、ヨットの帆をモチーフにしている。車体横方向に走るラインを水平線に見立て、水平線上に浮かぶヨットを表現した。その上空にはカモメを配置して立体感と躍動感を持たせた。また、駅ではホーム柵上をヨットが走るイメージで、スピード感と横浜らしさのあるデザインとなっている。<車内デザイン> ブルーを基調とした清涼感のある色調、天井や壁の色も白さを増して、さわやかな印象とした。また、透明袖仕切、大型窓の妻引戸で解放感を持たせた。なお、この扉には、ヨコハマの名所をモチーフとした絵柄を付けて、車輌ごとに観光都市ヨコハマをアピールしている。 ▼車内デザイン(イメージ) 画像提供:横浜市交通局<取組内容>◎省エネ性向上への取組・高効率モーターの採用・高効率素子採用のインバーターで小型、高効率化・照明のLED化(ヘッドライト・室内灯など)◎安全性向上への取組・火災対策強化(妻引戸を車輌両妻に設置、ゴム床の採用など)・ブレーキ故障時のバックアップ機能の充実・PQモニタリング台車の採用による脱線係数の計測(脱線係数:脱線に関する安全性の指標)◎バリアフリー性向上への取組・車いす、ベビーカーエリアの充実(暖房器、腰当クッション、車いす固定ベルト設置)・ゆずりあいエリアの荷棚を低く設置・ドアレールに切欠(ベビーカー等乗降に配慮)◎運転・保守性向上への取組・運転室機器配置の最適化で操作性向上・列車制御装置の機能充実で運転・保守支援・長寿命機器採用●詳しくはこちらを参照●横浜市交通局 ウェブサイト