東北福祉大学・鉄道交流ステーションでは、8月1日(金)~11月1日(土)まで企画展「仙山線交流電化試験―日本の鉄道を新幹線へと導いた開発秘話―」を開催する。
東海道新幹線開業から50年、その新幹線開発の上で大きな役割を果たした交流電化試験開始から60年が経つが、「交流電化」はエネルギー近代化と経営合理化を模索していた国鉄が、将来をかけた一大プロジェクトとして独自に研究開発した鉄道技術である。その試験線に選ばれたのが仙山線で1954(昭和29)年~1956(昭和31)年にかけて2年半にわたり実施され、想定以上の成果をあげた。
企画展では、交流電化開発の背景にあった国鉄の動力近代化と経営合理化、交流電化試験の全容、試験の成功と開業に寄せる当時の仙台市民の期待と歓喜、交流電化の発展とその後を資料でたどり、仙山線から生まれた「交流電化」が日本の近代化にもたらしたものが何だったのかを考えていく。
○開催日時
2014年8月1日(金)~11月1日(土)
10:00~16:00
毎週日・月曜日および祝日休館
(臨時休館・8月12~16日、9月24~25日)
○会場
東北福祉大学ステーションキャンパス館3F・鉄道交流ステーション
○入場無料
【記念講演会「交流電化開発史―交流電化は何をもたらしたか―」】
○講師
関 秋生 氏(元JR東海総合技術本部長・前新生テクノス会長)
○開催日時
10月26日(日)13:00~ 入場無料 定員100名(要予約)