JR東海は16日、3月14日に開館する「リニア・鉄道館」の準備状況等について発表した。
展示車輌をはじめとする各展示の搬入・設置は終了し、現在仕上げを行なっている段階となっている。
開館後は、館内に約30名のアテンダントが配置され(通常時)、来館者の案内にあたる。
一方、N700系等のシミュレータは希望者が多数となることが予想されることから、入館時に渡す抽選券で申込みを受付、抽選を行なう方式とされる。
なお同館は設立コンセプトの一つに「学習する場の提供」を掲げており、小中高生の団体客で学校教育(社会科見学授業や修学旅行)として利用する場合は、通常の団体割引よりさらに割り引いた「学校教育割引」を設定する(通常の小中高生の団体割引400 円を、中高生300 円・小学生200 円へ割引)。
詳細については、「リニア・鉄道館」のホームページ(http://museum.jr-central.co.jp)でも告知される。
このほか、館内に設置されるミュージアムショップとデリカステーションについても発表した。
ミュージアムショップは1階エントランス内に設置され、入館しなくても利用することができる。ここでは「リニア・鉄道館」のオリジナル商品をはじめ、鉄道関連の模型・雑貨・玩具・菓子類・書籍など約1,300アイテムを販売する。運営は(株)ジェイアール東海エージェンシー。
商品例としては、同館に展示している車輌のピンズ「展示車両ピンズ」(各税込350円)、MLX01-1をモチーフにしたパッケージの「リニア キャラメルポップコーン」(税込1,200円)、リニア・鉄道館をモチーフにした専用パッケージに入った1/160スケールの0系新幹線ダイキャストモデル「ダイキャスト 0系」(税込1,200円)、バッグブランド「ルートート」とコラボレーションした、車輌がデザインされたミニバッグ「ルートートバッグ」(各税込3,000円)。
デリカステーションは館内2F飲食コーナー内に設置され、「リニア・鉄道館」限定パッケージの弁当をはじめ、名古屋駅等の駅弁やサンドイッチ、東海道新幹線車内のコーヒーなどを取り揃える。こちらの運営は(株)ジェイアール東海パッセンジャーズ。
商品例としては、歴代の新幹線車輌をデザインした限定パッケージの弁当「特撰名古屋 リニア・鉄道館限定パッケージ」(税込1,000円)、リニア車輌をデフォルメした限定デザインで、鉄道車輌の写真カードが付くお子様向けの「キッズランチ リニア・鉄道館限定パッケージ」(税込500円)、1964(昭和39)年の東海道新幹線開業当時に東京駅で販売した幕の内弁当をベースに復刻した弁当「復刻 昭和39年新幹線開業弁当」(税込800円)。