JR東海は24日、2011(平成23)年春の開業を予定しているJR東海博物館(仮称)の展示概要を発表した。
▼JR東海博物館(仮称)の内館パース。
画像:JR東海 プレスリリースより(下画像とも)
1階は車輌展示、鉄道のしくみ展示、ジオラマ、シアター、シミュレータ、リニア展示等で、2階は収蔵展示、歴史展示、体験展示、キッズコーナー、レストスペース等となる。
気になる展示車輌についても発表され、実車36輌とバス1台が展示される。展示車輌のリストは次の通り(【 】内は現在の保管場所)。
○MLX01形式 超電導リニア車輌 MLX01-1(1995年製造)【JR総研】
○0系21形式 新幹線電車 21-86(1971年製造)【浜松工場】
○0系16形式 新幹線電車 16-2034(1986年製造)【浜松工場】
○0系36形式 新幹線電車 36-84(1975年製造)【浜松工場】
○0系37形式 新幹線電車 37-2523(1983年製造)【浜松工場】
○922形式 新幹線電気・軌道総合試験車 922-26(1979年製造)【JR西日本】
○100系123形式 新幹線電車 123-1(1986年製造)【浜松工場】
○100系168形式 新幹線電車 168-9001(1985年製造)【浜松工場】
○300系322形式 新幹線電車 322-9001(1990年製造)【浜松工場】
○300系323形式 新幹線電車 車号未定
○955形式 新幹線試験電車 955-6(1995年製造)【浜松工場】
○ケ90形式 軽便用蒸気機関車 ケ90(1918年製造)【名古屋研修センター】
○C57形式 蒸気機関車 C57 139(1940年製造)※準鉄道記念物【名古屋研修センター】
○C62形式 蒸気機関車 C62 17(1948年製造)【東山総合公園】
○ED11形式 電気機関車 ED11 2(1922年製造)【佐久間レールパーク】
○ED18形式 電気機関車 ED18 2(1923年製造)【浜松工場】
○EF58形式 電機機関車 EF58 157(1957年製造)【浜松工場】
○モハ1形式 三等電動車 モハ1035(1922年製造)【伊那松島運輸区】
○クモハ12形式 電車 クモハ12041(1927年製造)【伊那松島運輸区】
○モハ52形式 電車 モハ52004(1937年製造)【佐久間レールパーク】
○クモヤ90形式 電車 クモヤ90005(1947年製造)【浜松工場】
○クハ111形式 電車 クハ111-1(1962年製造)【佐久間レールパーク】
○クモハ165形式 電車 クモハ165-108(1963年製造)【美濃太田車両区】
○サロ165形式 電車 サロ165-106(1967年製造)【浜松工場】
○クハ381形式 特急電車 クハ381-1(1973年製造)【美濃太田車両区】
○クロ381形式 特急電車 クロ381-11(1974年製造)【美濃太田車両区】
○キハ6400形式 蒸気動車 キハ6401(1912年製造)※鉄道記念物【明治村】
○キハ48000形式 気動車 キハ48036(1956年製造)【佐久間レールパーク】
○キハ82形式 特急気動車 キハ82-73(1965年製造)【美濃太田車両区】
○キハ181形式 特急気動車 キハ181-1(1968年製造)【佐久間レールパーク】
○スニ30形式 客車 スニ30 95(1929年製造)【佐久間レールパーク】
○オヤ31形式 客車 オヤ31 12(1937年製造)【佐久間レールパーク】
○オハ35形式 客車 オハ35 206(1941年製造)【佐久間レールパーク】
○マイネ40形式 寝台客車 マイネ40 7(1948年製造)【佐久間レールパーク】
○オハ47形式 客車 オハ47 2098(1954年製造)【美濃太田車両区】
○オロネ10形式 客車 オロネ10 27(1960年製造)【佐久間レールパーク】
○国鉄バス第1号車(省営バス) (1930年製造)※鉄道記念物【鉄道博物館】
また、展示コーナーは、「N700系運転シミュレータ」「在来線 運転・車掌シミュレータ」「ジオラマ」「シアター」「鉄道のしくみ展示」「体験展示」「歴史展示」「リニア展示」等が設けられ、子供はもちろん、大人も存分に楽しめる。
▲展示コーナーのイメージ。左が実物大モックアップによる「N700系運転シミュレータ」。右は「在来線 運転・車掌シミュレータ」。車掌シミュレータは313系モックアップ。
▼左は精密で立体的な鉄道ジオラマ。右は新幹線を中心に、高速鉄道技術の進化の歴史やしくみについて、実物や模型を活用して紹介する「鉄道のしくみ展示」。
なお今年8月20日には、JR東海博物館(仮称)建設予定地内で起工式が行なわれる。