JR西日本は、こだま号として運行しているN700系6000番代車両のエクステリアデザインを変更する。

山陽新幹線ではN700系16両編成の車両を短編成化改造して8両としての運行を実施しており、2025年9月から山陽新幹線「こだま」号として営業運転を開始している。同路線では「さくら」「みずほ」もN700系8両編成で運行しているため、今回のデザイン変更は、山陽新幹線の「こだま」に外観上の独自性を持たせるものとなりそうだ。
デザインコンセプトは「YURARI~気ままに移ろいを味わう~」。山陽新幹線「こだま」ならではの、「各駅停車」や「ゆったりとした旅」に着目し、瀬戸内海の波や水面のきらめきをデザインのモチーフとして、風のない、凪いだ海の穏やかなイメージを反映し、車体色を瀬戸内海をイメージしたベース色「山陽ブルー」とする。なお、この「山陽ブルー」は、陽光によってエメラルドグリーンにも見えるようになっている。
車体ラインは、起伏のあるドットの形状とラインのグラデーションにより、ゆったりとした景色や時間の「移ろい」を表現。ドットパターンの間に形成させる波の形状(赤色点線部)は、ゆったりとした旅の中での偶然の出会いのように、利用者が偶然に発見することを狙っている。走行時はラインが際立ち、停車時は波模様が認識できるよう意図している。
車体ライン
ロゴマークは、「ゆらり」と「移ろい」をゆったりとした波の表現に落とし込んでいる。ドットの形状を模した起伏のある形や3本の波の形、色の変化でゆったりとした波、移り変わりを表現し、山陽新幹線沿線の府県モチーフを配置している。
なお、同取り組みは、JR 西日本の車両エクステリアデザインとして初めて産学連携で共創し、実現に至った事例。国立大学法人京都工芸繊維大学 製品デザイン計画研究室の学生と、基本コンセプト策定から具体化、車体やロゴマークのデザイン検討、デザイン決定に至るまで共同研究を実施。沿線の文化、伝統、自然などを学び、車両所で実際の車両を確認するなど調整を重ね、導入につながった。
ロゴマーク
(画像はいずれもプレスリリースより)
■デザイン変更対象車両
N700系6000番代
■運用開始日
今冬を予定


