JR四国では、老朽化した気動車の置換用としてハイブリッド方式の新型車両を製作すると2024年初頭に発表しておりましたが、予定通り2025年12月、量産先行車が完成し、近々お披露目となる模様です。形式は3600系となっています。

▲外観は既に発表されておりましたが、完成版のラッピング、3600系という形式名が記入されている点などが見どころ。(プレスリリースより)
ステンレス製のボディに、四国の海や空をイメージしたライトブルーを配色。縁取るゴールドのラインと側面のストライプは、空から海や川面に降り注ぐ光を表現し、四国の豊かな自然や澄んだ空気・水を象徴しています。
この量産先行車には「SHIKOKU Hybrid Vehicle 3600」の表記と、きらめきの雫をあしらった特別仕様となります。環境に寄り添う、未来の鉄道を象徴するデザインとのことです。
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▲図上のMc2が高松方でトイレ無し、その代わりにセミクロスシートとなっています。図下のMc1は徳島方で車いす対応トイレと車いすスペースを持ち、一般席はすべてロングシートとなっています。両車両ともに機器室が車内にあることにも注目で、この部分は側窓がありません。(プレスリリースより)
3600系は量産先行車として2両編成×2の4両が完成しており、配置は徳島運転所となります。2026年1月から性能確認等の走行試験を行い、6月の営業運転開始を目指すとされています。その結果をベースとして量産車を2027年度から導入予定で、合計70両もの多数が製造される計画です。置き換え対象は当然国鉄時代からのキハ40・47形が優先的に充てられますが、現有の同社キハ40系は20両足らずとなっており、JR化以降に誕生した1000形なども置き換え対象となるのか、去就が気になるところとなっています。




