JR東海は3月19日、半個室タイプの座席を東海道新幹線に導入し、個室タイプの座席と合わせてグリーン車よりもさらに上質な設備・サービスを備えた上級クラス座席として発売することを発表した。
同社は、生活様式や働き方の変化により多様化するニーズにこたえるべく、新幹線の新たな座席のあり方の検討を進めてきており、その結果として、今回半個室タイプの座席の導入に踏み切ったという。詳細は以下の通り。
▲以前から発表されていた個室席に加えて、今回半個室タイプの座席の設置が発表されたN700S
‘25.1.25 東海道新幹線 静岡～掛川 P：大谷真弘
（鉄道投稿情報局より）
■概要
・東海道新幹線N700S車両の一部の10号車に、高いプライベート感と上質性を兼ね備えた座席6席を導入。
・通路と座席間には出入り用の鍵付き扉を設け、大型バックシェルタイプの座席を採用することで、高いプライベート感を確保。
・座席はレッグレスト付きのリクライニングシートとし、半個室タイプ座席専用の Wi-Fi環境や荷物スペースを整備。
・座席を転換することができ、対面での利用も可能。
■サービス開始時期（予定）
2027年度中
■その他
・設備仕様やサービス内容、座席名称、運転区間、価格等の詳細については、今後順次周知予定。
・なお、個室タイプの座席のサービス開始時期はこれまで「2026年度中」としていたが、2026年秋のサービス開始を予定している（参考）。
▲上級クラス座席（半個室タイプ）のイメージ。上画像の青い数字1～3は下画像中の1～3に対応している。（画像上2点はJR東海公式プレスリリーフPDFより）
