銚子電気鉄道と南海電気鉄道は、銚子電鉄22000形2編成目運行開始と、南海電鉄2200系一般車両引退を記念し、同デザインのヘッドマークを掲出することを3月1日に開催した銚子電鉄22000形2編成目出発式で発表した。南海電鉄2200系に3月4日(火)から3月13日(木)まで、銚子電鉄22000形には4月1日(火)から4月19日(土)まで掲出する。
南海電鉄2200系車両は2025年春に一般車両がすべて引退するが、銚子電鉄では旧南海2200系が銚子電鉄22000形観光列車として生まれ変わり、4月1日から運行を開始しする。また、銚子市の一大産業である醤油文化は和歌山県から伝わったとされているほか、千葉県と和歌山県には共通の地名が多くみられるなど、太平洋の黒潮を通じた結びつきが古くからある。両社によれば、「ヘッドマークデザインには、そういったご縁を『もっとなんかいいちょうし』にしたいという想いが込められています」とのこと。詳細は以下の通り。
▲出発式でヘッドマークをお披露目する南海電鉄取締役梶谷氏(左)、銚子電鉄社長竹本氏(右)
■運行期間
南海電鉄:2025年3月4日(火)~3月13日(木)
銚子電鉄:2025年4月1日(火)~4月19日(土)
■掲出車両
南海電鉄:2200系車両(2両)1編成 ※車両番号2232-2282の2両
銚子電鉄:22000形車両(2両)1編成 ※車両番号22005-22006の2両
■運行予定区間
南海電鉄:高野線(汐見橋~岸里玉出間※通称:汐見橋線)、高師浜線、多奈川線
銚子電鉄:全線
■ヘッドマークデザイン
2025年春に引退する南海電鉄の2200系から、同じく2025年春に運行開始する銚子電鉄の22000形へバトンが繋がる様子をイメージし、南海電鉄は車両の後部を、銚子電鉄は車両の正面をデザインしたヘッドマークを掲出する。詳しくは以下の画像を参照。
▲ヘッドマークのイメージ。画像はいずれも南海電鉄公式ウェブサイトより。
■ヘッドマークをデザインした 関西工機整備部長、大森氏のコメント
「異なる鉄道会社が垣根を越えて協力し、時代を引き継いでいくのは素晴らしいことだと思います。そのようなテーマをビジュアル化するお手伝いをさせていただき光栄に思っております。両地域の人々の交流が活発になることを願って大きな輪の中に太平洋を抱かせました。」
■詳しくはこちらから(いずれも同様の内容です)
◆銚子電気鉄道公式ウェブサイト
◆南海電鉄公式ウェブサイト