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【JR乗車券でバスに乗車!?】JR東日本と岩手県北交通による共同経営が認可される

2025.02.19NEW

 JR東日本と岩手県北自動車は、「独占禁止法特例法」(注1)に基づき行っていた共同経営の認可申請が、2月17日付けで国土交通大臣に認可されたことを発表した。これは公共交通の利用促進及び岩手県県央部と沿岸部間の利便性向上を目的とした取り組みだ。この認可により、山田線盛岡駅~宮古駅間(上盛岡駅、山岸駅、上米内駅を除く)を有効区間とするJRの乗車券類で岩手県北自動車の106特急・急行バスを利用できる仕組みの継続実施が可能となるほか、ダイヤ設定や停留所の位置などを通じて利便性を向上させる効果も期待できる。詳細は以下の通り。

注1:正式名称「地域における一般乗合旅客自動車運送事業及び銀行業に係る基盤的なサービスの提供の維持を図るための私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の特例に関する法律」

▲共同経営が実施される山田線

‘17.11.5 山田線 上米内~区界 P:鶴井雅人
鉄道投稿情報局より)

実施期間
 2025年4月1日(火)~2030年3月31日(日)
 ※実施期間を変更する場合がある。

対象エリア
 JR東日本(山田線) :盛岡駅~宮古駅間(上盛岡駅、山岸駅、上米内駅を除く)
 岩手県北バス(106バス):盛岡駅前(東口)、区界、松草、川内、箱石、川井、腹帯、茂市、蟇目、花原市、千徳駅前、宮古駅前

共同経営計画に基づく実施内容
 独占禁止法特例法に基づく共同経営の認可を取得したことにより、山田線盛岡駅~宮古駅間(上盛岡駅、山岸駅、上米内駅を除く)を有効区間とするJRの乗車券類で106特急・急行バスを利用できる仕組みを継続実施することが可能となった。また、両社は、「共同経営期間の中で、鉄道とバスの効率的なダイヤ設定や、各駅に対応するバス停留所の整理等を実施し、公共交通の更なる利便性の向上に取り組んでまいります。」とも。

2024年度の実証実験の概要
 2024年4月1日(火)~2025年3月31日(月)の 1年間、山田線盛岡駅~宮古駅間(上盛岡駅、山岸
駅、上米内駅を除く)を有効区間とするJRの乗車券類で106バスを利用できる実証実験を実施している。

▲共同経営の実施イメージ(1)

▲共同経営の実施イメージ(2)※画像はいずれもJR東日本公式プレスリリースPDFより

◆詳しくはこちら(JR東日本・岩手県北自動車プレスリリーフPDF)
 JR東日本プレスリリーフPDF
 岩手県北自動車プレスリリーフPDF
 ※同一のPDFが開きます。

 

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