鉄道博物館では、鉄道写真家・南正時氏より寄贈を受けた作品展の第4弾として、1970年代から1980年代末までの特急列車をテーマとした写真約90点を中心に展示する資料展「鉄道写真家・南 正時 作品展 Lの時代 国鉄特急、大集合!」を開催すると発表しました。
運行本数の多い昼行の在来線特急は、当時“L(エル)特急”という愛称で親しまれました。特急列車の全盛期に子どもだった世代には懐かしさを感じていただき、若い世代には当時の様子を知り、鉄道に興味を持っていただくきっかけとなる作品展です。
(プレスリリースより)
■開催期間:2024年7月6日(土)~9月23日(月・祝)
■場所:鉄道博物館本館2Fスペシャルギャラリー1
■入場料無料 ※鉄道博物館の入館料のみで観覧可能。
(プレスリリースより)
◎展示内容
■作品展示コーナー
南氏が撮影した国鉄特急の作品を、5つのテーマに分けて展示。
(1) プロローグ:特急との出会い
南氏の特急との「出会い」をテーマに、特急「こだま」など、特急電車・気動車の初期の作品を展示。
(2) 特急と「出会う」
「特急とさまざまな出会い」をテーマに、「季節と出会う」「車両と出会う」
「人と出会う」の3つの観点から展示。
(3) 全国を走った特急列車たち
各地区、線区の代表的な列車を愛称別に展示します。
(プレスリリースより)
(4) 特急列車の旅
当時の特急列車の車内や乗客、乗務員の様子を取り上げます。
(5) 変化する特急列車
1987(昭和62)年4月のJR 発足前後、国鉄形の車両を改造したグレードアップ車や塗色変更車を当時の旅客サービスなどを交えて紹介します。
■特急データベース
作品を鑑賞にあたり、参考となる特急列車の車両形式や愛称、運転区間の変遷を図表で紹介します。
■鉄道少年の部屋 ~絵入りトレインマークブームの頃~
1978(昭和53)年10 月のダイヤ改正で登場し、ブームを引き起こした絵入りトレインマークについて、収蔵資料でご紹介するとともに、当時特急に憧れを抱いていた鉄道少年の部屋の様子を蘇らせます。
(プレスリリースより)
◎特別イベント
■企画展展示室ガイドツアー~Lの時代を歩く~
南氏ご本人と展示室内をめぐりながら、展示作品にまつわるエピソードなどをお聞きいただけます。
・開催日:2024年7月6日(土)、7月7日(日)、8月3日(土)
・時間:14:00~15:00
・会場:本館2Fスペシャルギャラリー1
・料金:無料※入館料のみ
・定員:各日20名程度
・参加方法:開始5分前に、会場前へお集まりください。
■トークショー~Lの思い出~
南氏の作品や撮影時のエピソードなどをご本人の解説でお聞きいただけます。8月は国鉄時代の特急全盛期の映像作品を上映します。9月は展示作品の人気投票の結果や、お客さまから募集した特急列車との思い出などをご紹介します。
・開催日:2024年8月4日(日)、9月23日(月・祝)
・時間:13:00~14:30
・会場:本館2Fてっぱくシアター
・料金:無料※入館料のみ
・定員:50名(車いすスペース有)
・参加方法:会場前にて開館時間より予約を受付。(記名式)
■スペシャルトークショー~L特急に乗って~
車両ステーションのクハ181系電車内にて南氏ご本人による展示作品の紹介や特急全盛期の撮影にまつわるエピソードをお聞きいただけます。当時の車内放送や走行音を流しながら、懐かしさを感じていただけるトークショーです。
・開催日:2024年9月22日(日)
・時間:13:00~14:30
・会場:本館1F車両ステーションクハ181系電車
・料金:無料※入館料のみ
・定員:30名程度
・参加方法:会場前にて開館時間より予約を受付。(記名式)