JR西日本は、山陽新幹線の安全性・快適性の向上に向けた取り組みについて発表した。この取り組みの中で、東海道・山陽新幹線のN700Sを2024年度から2026年度にかけて、4編成投入するほか、N700系16両編成を、8両編成化する改造工事を計4編成で実施すると発表した。
‘18.12.14 山陽新幹線 新山口 P:渡邊 忠
(今日の一枚より)
‘22.1.17 山陽新幹線 岡山~相生 P:荻野一徹
(今日の一枚より)
◎N700系の8両編成化改造工事について
■改造工事車両の主な特長
【安全性・安定性】
8両編成化改造工事する車両は、機能向上したN700系となる。
・ATCとブレーキシステムの改良により、地震時のブレーキ距離を従来の500系・700系から短縮することで安全性を向上する。
・大容量のデータ通信を実現することにより、詳細な機器データの取得・分析が可能となり、車両の状態監視機能を従来の500系・700系から強化することで安全性・安定性を向上させる。
【快適性・利便性】
・車いすスペースを4席設置する。
■改造計画
2024年度から2026年度にかけて、N700系4編成を対象に博多総合車両所で実施する。
■その他
8両編成化改造工事により、500系6編成のうち4編成は2026年度末までに用途廃止となる。