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【JR四国】ハイブリッド式ローカル車両は2025年12月落成予定!

2024.02.14

 JR四国では、老朽化したローカル気動車(ディーゼルカー)の置き換えとしてハイブリッド式車両の導入を計画している。

 同社としては新方式となるハイブリッド式を採用し、安全性・信頼性の更なる向上と静かで快適な乗り心地を提供する。エンジンで発電した電力とブレーキ時等に蓄電池に貯めた電力を組み合わせ、モーターを回転させて走行。加えて、駅停車時はアイドリングストップすることで燃費を向上させCO₂削減を図る。

ハイブリッド式ローカル車両外観イメージ (プレスリリースより)

エクステリアデザインコンセプト
 煌めきがうつろうステンレスボディを、四国の海や空をイメージしたJR四国のコーポレートカラー「ライトブルー」で塗分けたエクステリアデザイン。ライトブルーを縁取るゴールドのラインや、側面のストライプは、青い空から碧い海や川面にふりそそぐ光をイメージしたデザインで、四国の豊かな自然、澄み切った空気や水を表現している。ハイブリッド技術による燃料消費・排出ガス低減を図った「環境にやさしい鉄道車両」のコンセプトにマッチングさせたエクステリアデザインとなっている。

車両概要
・車両構成:2両1編成
・駆動システム:ハイブリッドシステム
・最高運転速度:100km/h

車両の特徴
 最新のディーゼルエンジンで発電した電力および蓄電池からの電力によりモーターを駆動して走行するハイブリッド式で、低騒音、低燃費、CO₂削減に優れた環境にやさしい車両。

ハイブリッドシステム構成図(プレスリリースより)

主な特徴
(1)安全性・信頼性の更なる向上
   複雑な構造の機械部品、回転部品がなくなり、安全性・信頼性が向上。
(2)快適性の向上
   駅停車時のアイドリングストップによる静粛性向上や、気動車特有のギアチェンジをなくすことで乗り心地が向上。
(3)環境負荷の低減
   蓄電池に貯めた電力をモーターや駅停車時のサービス機器に使用することで、燃費が向上。
(4)メンテナンス性の向上
   電車と同じシステムと機器を使用することで、メンテナンス時の作業およびコスト低減を図る。

導入計画(予定)
 2025年12月に量産先行車4両(2編成)が完成し、性能確認試験を実施したのち、営業運転を開始する。なお、量産車は2027年度から順次導入を予定。

製造メーカー
 近畿車輛株式会社

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