南海電鉄と泉北高速鉄道は、2023年12月20日に開催された両社の取締役会において経営統合することに基本合意したと発表した。
南海電鉄は2014年7月1日に大阪府等から旧大阪府都市開発株式会社の株式譲渡を受けて、同社の名称を改め、泉北高速をグループ化し、速達性向上や運賃値下げをはじめとする鉄道の利便性向上策を通じた泉北ニュータウン等の沿線活性化に加えて、物流施設の高度化や駅ナカビジネス拡充等の収益力向上にも取り組んでいた。2022年4月1日には、南海電鉄がグループ会社の保有する泉北高速の全株式を取得し完全子会社化した。今後は南海電鉄グループがめざす“2050 年の企業像”の実現に向けて、それぞれが鉄道事業と不動産賃貸事業という同種の事業を営む南海電鉄と泉北高速の両社を経営統合し、グループ経営の効率改善を通じてサステナブルな公共交通の経営の実現や更に競争力のある流通センターの確立に向けて経営資源を投入していくサステナブルな事業体制を確立していくという。
‘17.1.11 泉北高速鉄道 中百舌鳥 P:平瀬正直
(鉄道投稿情報局より)
(鉄道投稿情報局より)
本経営統合により、堺・泉北エリアにおける「暮らす・働く・訪れる」価値を高め、交流人口・関係人口増加や子育て世代の流入促進の観点から、初乗り運賃の二度払い解消等、地域からのこれまでの声に応えることができるよう検討が行われるという。
(プレスリリースより)