‘16.6.12 京都丹後鉄道宮福線 牧 P：松田重彦
（鉄道投稿情報局より）
WILLER TRAINS 京都丹後鉄道では、以前運行されていた「タンゴ・エクスプローラー」のオマージュトレインを運行すると発表した。「タンゴ・エクスプローラー」は京都や新大阪を起点に、福知山より北近畿タンゴ鉄道へ直通し宮津・豊岡間までを運行していた特急列車で、1990年から2011年までの21年間運行されていた。
▲オマージュトレインの外観イメージ（京都丹後鉄道Webサイトより）
そんな「タンゴ・エクスプローラー」で使用されていたKTR001・002形のイメージを、現役のKTR800形でオマージュした車両が2023年8月11日（金・祝）より運行開始されることとなった。KTR001・002形は2013年以降は定期運用がなく、臨時列車や代走などでのみの運行となっているが、その人気は高いもので、2020年には「タンゴ・エクスプローラー30周年キャンペーン」として限定グッズや記念きっぷの販売、フォトコンテストなども実施された。
引退以降もSNSを中心に当時の写真と共に懐かしむ声や、車両の保存を望む声、また乗りたい、運行している様子を見たいなどといった声が多くあり、それに応えて感謝の気持ちを伝えたいという思いから、「オマージュトレイン」の運行を決定した。
▲「丹後ちりめん」のカバー（左）と、「Revival hommage」表記が入ったタンゴ・エクスプローラーのロゴ（右）（京都丹後鉄道Webサイトより）
このオマージュトレインでは、KTR001形と同様のカラーリングやロゴマークが復刻されるだけではなく、実際に「タンゴ・エクスプローラー」で使用された座席を一部移設し、全席のシートには「タンゴ・エクスプローラー」同様の丹後ちりめんのカバーを設置。壁面には「タンゴ・エクスプローラー」当時の走行写真までも貼り付けられる予定で、外側から内側まで当時の様子を思い起こさせる仕様になる予定だ。
