JR西日本は、地域共生企業として、鉄道の強みを活かしたにぎわい創出をさらに推進するため、 新たな観光列車を導入すると発表した。
今回導入する観光列車は、「季節ごとに、運行エリアを変えて、お客様と各地域を結び、地域のとっておきを発信する」列車となる。この観光列車の特別な旅をきっかけに、お客様がリピーターとしてその地域を訪問してもらうことで、各地でにぎわい創出の好循環を作っていくという方針とのこと。
◎列車概要
■コンセプト:地域の華(はな)を列車に集めて、お客様と地域の縁を結ぶ列車
■デザイン :キハ189系の車両を改造
○エクステリア
・車体カラーは、紋付き染めで最高級とされる檳榔子染め(びんろうじぞめ)の色がベース
・どこを走っても沿線や駅舎に映えるデザイン
○インテリア
・ゆったりとお過ごしいただける空間
・定員は54席(3両編成)でハイグレードな仕様
・グリーン車以上の価格帯
・お客様が歓談・地域の方々によるイベントを楽しめる「フリースペース」
○デザイナー:株式会社イチバンセン代表取締役 川西康之(かわにし やすゆき)氏
(編集部註:川西氏は「WEST EXPRESS 銀河」のデザインも手掛けている)
■運転開始時期・運行ルート
○運行開始時期:2024年秋「北陸デスティネーションキャンペーン」に合わせて運行開始
○運行ルート :季節ごとに線区を変えて運行
第1弾は、敦賀から若狭・京都府北部を通り、城崎温泉までを結ぶ旅(小浜線、舞鶴線、京都丹後鉄道線、山陰本線)
第2弾以降も、季節ごとに西日本各地のとっておきに出会う旅を提供
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P:中野智行