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釧路の「石炭列車」の車両32両、再活用ならず解体へ…

2022.10.01

 2019年6月に廃止された釧路市の太平洋石炭販売輸送臨港線。最後まで在籍していた車両32両(機関車4両、貨車28両)は海外に売却され再活用される計画であったが、コロナ禍によりその計画が頓挫し、残念ながら2022年10月上旬より順次解体されると現地新聞にて報道された。

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運行休止後、廃止を目前とした時期に行われたさよならセレモニーの様子。

‘19.4.6 太平洋石炭販売輸送臨港線 知人~春採 P:高田京佑
鉄道投稿情報局より)

 これらの車両は、廃止以降、旧春採駅に留置されていた。現在車両の保管を行っている新太平洋商事では、全車両を海外の企業に売却することが決まっていたところ、2022年9月上旬にこの計画が取り消しとなったとのこと。コロナ禍と原油の高騰などの要因が重なり、また趣味団体による保存も模索されたとのことだが実現しなかった。解体後、部品の一部は釧路市立博物館に寄贈される。

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