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【台風15号被害まとめ】大井川鐵道、大規模な土砂崩落で当面運休…

2022.09.25

 2022年9月23~24日にかけて、東海地方に大量の雨を降らせた台風15号。鉄道にも各地で深刻な被害が出ているが、特に島田市・川根本町などを走る大井川鐵道では大規模な土砂崩落があり、当面の運休を余儀なくされている。

▲通常時のイメージカット。被災区間は写真の左手奥に当たる。P:松沼 猛

▲写真左手に見える、土の色がむき出しの部分が崩落したようだ。P:松沼 猛

大井川本線(金谷~千頭)=当面の間、運転見合わせ
  神尾~福用間で大規模な土砂崩落・複数箇所での土砂流入や倒木等の被害が発生したため、当面の間の運転を見合わせる。 バスによる代行輸送は、道路の通行止めが解除され、大型バスの通行可否など、道路やインフラの状況を総合的に判断したうえで実施する予定。

井川線(千頭~井川)=当面の間、運転見合わせ
 台風15号の被害により、運転再開の見通しは立っておらず、当面の間運転を見合わせる。

寸又峡線バス(千頭駅前~寸又峡温泉)、閑蔵線バス (千頭駅~閑蔵駅前)
 9月25日 始発より運転を再開したが、遅れが生じる可能性ある。なお、千頭駅から金谷方面の大井川本線は運転再開の目途が立っていない。

DAY OUT WITH THOMAS 2022について
 この夏季最後の運行予定日であった2022年9月24・25日のDAY OUT WITH THOMAS 2022 関連イベントは、すべて中止された。

大井川鐵道WEBサイト

【参考情報】その他の静岡エリアの鉄道での被害の概要(9月25日17時現在)

■JR東海(新幹線)
 9月23日午後から24日午前にかけて東京~新大阪間で運転を取りやめ、一部の駅で列車ホテルが用意された。その後、ほぼ通常に復旧している。

JR東海(在来線)
 9月24日午前中くらいまで運休や遅れが生じたが、その後ほぼ通常に復旧している。

静岡鉄道
 線路設備に複数箇所不具合が発生しており、9月25日(日)~27日(火)の期間、狐ヶ崎~桜橋間(編註:両駅は隣り合った駅である)を運休とし、その他の区間も大幅に列車本数を減らしての運行とする。
【運行区間】新静岡~狐ヶ崎間 折返し運転 桜橋~新清水間 折返し運転
【運行間隔】始発(6:00~21:30)15分間隔 21:30~最終(23:30)20分間隔
 ※運休区間となる狐ヶ崎~桜橋間についてはバスによる代替輸送を行うが、大幅な遅延が発生する場合がある。

遠州鉄道
 9月24日始発電車より通常運行となった。ただし当初さぎの宮駅の地下道が冠水したため、乗降不可としていた。当日中比較的早い段階で、これも復旧している。

天竜浜名湖鉄道
 台風被害により、9月26日(月)まで終日運休となる。27日(火)からは通常運行を予定。

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