日本旅行大阪法人営業統括部では、「JR室蘭線活性化連絡協議会」の協力のもと、2022年9月24日に「室蘭本線130周年記念号で行く北海道鉄道の歴史を辿る旅」(催事企画:「道外禁止!?」鉄道プロジェクト実行委員会)を催行すると発表した。
実際のツアーでは、国鉄気動車一般色(ツートン)と首都圏色の2両編成となる。
‘22.6.9 根室本線 赤平~東滝川 P:佐藤直幸
(鉄道投稿情報局より)
このツアーは今や貴重な窓の開くボックスシートで、タラコ色とツートンカラーという国鉄色2両編成というレイル・ファンに注目度の高い車両(キハ40)を使用し、滝川から釧路まで308.4kmを8時間かけて運行していた長距離普通列車「2427D」を彷彿とさせる、旭川から室蘭までの片道237km、往復474kmを走破するというもの。
1892年8月1日に北海道炭礦鉄道として室蘭~岩見沢間が開通して、今年でちょうど130年。北海道の鉄道史の原点とも言える北海道炭礦鉄道会社の縦貫路線を走破し、産炭地の支線に繋がるすべての駅を通りながら、車内ではガイドが石炭列車の歴史を語る。
国鉄の蒸機最末期まで活躍が見られたのが室蘭本線だった。
‘75.4.2 室蘭本線 栗丘~栗山 P:山下修司
(消えた車両写真館より)
折り返し点の旧室蘭駅で出発式を行った後、復路は1975年12月14日に国鉄最後のSL定期列車「さようならSL」として走った室蘭本線225列車(C57 135牽引=現在大宮の鉄道博物館に保存)のルートを辿り、当時の話を聞きながら、長時間停車(苫小牧20分、追分50分)を楽しむ夜汽車の旅となる。そして最後、函館本線岩見沢~旭川間は、かつての気動車急行を思わせる快走、ノンストップで走り切る。
往路は追分駅で懐かしの弁当売りの呼び声とともに特製「道外禁止弁当」が、復路は苫小牧駅で「やきとり弁当」が配布されるとともに、貴重な「フォトブック(往路:炭鉄港/復路:室蘭本線SL)」や硬券乗車証明書がプレゼントされる。室蘭本線沿線の銘菓、行先板や愛称板などの限定販売も行うなど、盛りだくさんな企画となっている。
■ツアー名:キハ40国鉄色編成室蘭本線130周年記念号の旅
往路は「急行・道外禁止号」、復路は「さようならSL号」として運転
■旅行催行日:2022年9月24日(土)日帰り
■最少催行人員:1人
■協力:JR室蘭線活性化連絡協議会
■ツアーのポイント
(1) 今や貴重な窓の開くボックスシートのキハ40国鉄色(タラコ色+ツートン色)2両編成貸切運行
(2) 旭川から室蘭まで函館本線~室蘭本線を経由し片道237km、往復474kmというロングランを走破
(3) 往路は夕張石炭博物館館長、復路は「さようならSL」撮影の上田哲郎氏が室蘭本線の歴史をご紹介
(4) 歴史の趣きのある旧室蘭駅にて復路出発式
(5) 追分の長時間停車(往路39分/復路50分)で駅前散策が可能
(6) 函館本線(岩見沢〜旭川)では往年の気動車急行の本気走りを堪能
■旅行代金(大人・小人同額)
・a.(往復)クロスシート1名1席利用:22,800円
・b.(往復)クロスシート1名2席利用:32,800円
・c.(往復)半分クロスシート1名2席利用:27,800円
・d.(往復)ロングシート1名2席利用:27,800円
・e.(往路片道)クロスシート1名1席利用:13,800円
・f.(復路片道)クロスシート1名1席利用:13,800円
※クロスシート1名2席利用プランはクロスシートの窓側から2席利用する。
※1名でクロスシート1ボックスを占有する場合は、クロスシート1名2席利用プランを2名分予約すること。
■旅行行程(時刻は予定)
○往路「急行・道外禁止号」:旭川(8:06発)━岩見沢(9:45発)━追分(39分停車で特製弁当配布)━車内放送(北海道鉄道唱歌の解説)━苫小牧(8分停車)━車内放送(北海道炭礦鉄道と室蘭本線石炭列車の歩み)━室蘭(13:00着)━徒歩━旧室蘭駅
○復路「さようならSL号」:旧室蘭駅(出発式)━徒歩━ 室蘭(16:07発)━車内放送(SLブーム時代の様子とさようならSLの紹介)━苫小牧(20分停車で特製弁当配布)━追分(50分停車で駅前散策)━岩見沢(20:20着)━(ノンストップ)━旭川(22:02着)
■発売開始日時:2022年8月19日(金)15:00
オンラインにてツアー予約開始
※電話や店頭での受付は行わない。
■申込み:「日本旅行大阪法人営業統括部鉄道・バス企画デスク」専用のツアー予約サイト(→こちら)から
■問合せ:株式会社日本旅行大阪法人営業統括部
TEL.06-6204-1812 FAX.06-6204-1763
Eメール:tetsudokikaku@nta.co.jp
担当:鉄道・バス企画デスク
営業時間:平日9:30~17:30(土日祝休業)