JR東日本東京総合車両センターでは、鉄道開業150周年を記念し、所内で保管されている旧型国電のクモハ12形を復元し、有料での撮影会を実施すると発表した。
(JRE MALL での商品ページより)
保管されているのはクモハ12052で、前身であるモハ31018は1929年(昭和4年)に製造され、改造工事や形式称号の改正などを経て1996年3月まで首都圏最後の旧型国電として活躍。最終使用線区は鶴見線大川支線であったが、これは武蔵白石駅のカーブしたホームには17m級の短い車体しか停車できなかった…という理由があった(現代は大川支線に入る電車は武蔵白石駅を通過している)。同車は実は今なお車籍があり、所属は鎌倉車両センター中原支所となっているが、これはあくまで書類上の話で、実際には東京総合車両センターにおいて静態保存されてきた。
撮影会では、サボ・灯具類も用意され、現役当時の姿を再現するとのことだ。
■開催日時:2022年7月9日(土)、10日(日) それぞれ9:00、12:00、15:00開始の3回開催
■場所:東京総合車両センター
■スケジュール ※約2時間の体験となる。
東京総合車両センター正門前集合(受付は15分前から行う)→会議室にて安全上の注意、保護具の着用→クモハ12形復元記念セレモニー→入場ピットにてクモハ12形の撮影(撮影時間はおよそ60分)→会議室にて保護具の返却、アンケート→解散
※クモハ12形の車内に立ち入ることはできない。
※撮影時、三脚は使用可能、脚立は不可。
■募集人数:各回20名
※安全上の観点から、高校生以上の方が対象。未成年の方は、保護者の同意を得ること。
■参加費用:各9,000円(税込)
■申込方法:JRE MALL東京支社のページより、6月25日(土)12:00販売開始