JR西日本・奈良線の六地蔵(ろくじぞう)駅では、2020年3月より改良工事に着手し、鋭意工事を進めている。このたび、JR西日本より駅設備などの概要が発表された。
‘20.11.27 奈良線 黄檗~宇治 P:桑原浩幸(今日の一枚より)
※103系は既に運転していません。
◎計画概要
■工事内容:バリアフリー化と地下鉄乗り換え利便性の向上のため 、京都方面に駅舎を移転する。また、ホームを京都方面へ延伸・移設し 、ホーム・階段幅員の拡大やホーム部分の曲線緩和を行うことで、 安全性向上を図る。
図版提供:西日本旅客鉄道
■概要
図版提供:西日本旅客鉄道
◎新駅舎の特徴
■コンセプト:「六地蔵の歴史継承と周辺開発をリードする新しい玄関口」
■駅舎のデザイン:今後の駅周辺の発展を見据え、宇治市の新たな玄関口に相応しい“ゲート”をイメージした外観とした。また六地蔵の地名の由来となった大善寺六角堂(通称:六地蔵尊)から着想を得て、コンコースには六角形の吹き抜け空間をつくる。
駅外観。図版提供:西日本旅客鉄道
駅内観。図版提供:西日本旅客鉄道
■供用開始予定:2023年春頃
■駅前広場の整備:宇治市が駅前広場の改良工事を実施予定
【編集部追記】「六地蔵駅」はJR奈良線、京都市営地下鉄東西線、京阪電気鉄道宇治線に存するが、京阪だけが山科川を挟んで徒歩5分ほど離れた位置にある。JRの六地蔵駅は1992年開業と、奈良線の中では新しい駅だ。