JR西日本岡山支社では、7~9月にかけて岡山県等と連携して開催する「岡山デスティネーションキャンペーン」にあわせ、新たな観光列車のデビューのほか、リバイバル団体臨時列車の運行、各地区での鉄道体験イベントの開催といった多様な企画を用意し、これらを「おか鉄フェス2022」と銘打ち展開していく。通常のデスティネーションキャンペーンでここまでレイル・ファン向けの企画が盛り込まれることは珍しく、今「国鉄型天国」として注目が集まる同地区に向け、さらなるスポットライトが当たることになりそうだ。
ここでは、小中学生向けに実施される鉄道体験イベント、「おか鉄!ザ・鉄道体験 in 和気訓練線~本物の電車で運転士・車掌体験~」についてお伝えしよう。
‘12.12.27 山陽本線 御着 P:春風直樹
(鉄道投稿情報局より)
JR 西日本の現役運転士が訓練で使用している岡山総合実設訓練センター内の訓練線(和気訓練線)にて、列車の運転及び車掌業務の体験イベントを開催するもの。体験には、岡山近郊を実際に走行している列車(213系)を使用する。本物の列車の運転席に座っての運転操縦や乗務員室で車内アナウンスができる貴重なイベントとなる。
■開催日時:2022年7月17日(日)、18日(月・祝)
10:00~17:00(約2時間×5部 交代制)
■場所:岡山総合実設訓練センター(山陽本線 和気駅から徒歩8分)
■体験内容:岡山電車区所属213系電車(2両編成)を用いた運転士及び車掌体験
○運転士体験…本物の運転士の指導のもと、実車を往復計800m運転操縦する。
○車掌体験…乗務員室で本物の車掌マイクを用いて車内アナウンスをする。
○その他…オリジナル缶バッジの作成を体験。
■行程:開始から約15分講習を受講してから、運転士体験及び車掌体験を実施。
■募集人数:20名/日(4名×5回)
※体験者は小学4年生~中学3年生までとし、大人(18歳以上)の同伴者が必須。
※同伴者は、体験者1名につき3名まで。
※同伴者は、体験者が運転操縦等を行う様子を近くで見ることが出来る。
■料金:体験者 15,500円/人(同伴者無料)
■予約開始日:開催日により異なる
○2022年7月17日開催分→6月17日(金)予約開始
○2022年7月18日開催分→6月18日(土)予約開始
■発売方法 :「せとうち観光ナビsetowa」(→こちら)で発売。
【編集部追記】定期運用中の現役電車を用い、実際に乗務員訓練に用いられる訓練線での運転体験というのは大変本格的であると言える。片道400m、往復800mという距離も相当長い。むしろ大人の方にとっても受講したくなるプログラムであるが、今回は初の試み、かつコロナ禍で家族で楽しめるイベントが長期間開催されなかったことから、まずは小中学生向けとして開催するとのこと。