JR四国・予讃線の宇和島運転区には四国内現存唯一の転車台と扇形庫が残されているが、JR四国としてはこの土地の更地化および売却の意向を示しており動向が注目されていた。この度、任意団体「床下土風(ゆかしたつちかぜ)」により、観光振興のために活用するプロジェクトが発表された(ただしまだ確定事項ではない)。
(プレスリリースより)
■事業計画・運営
床下土風
■内容
JR四国宇和島機関区について、建物ごと借り受け、景色を保存しながら、宇和島の顔として人々が集う施設に再生させる。
■再生活用案
(プレスリリースより)
・扇形車庫は現代美術ギャラリーと制作アトリエ
・転車台は産業・歴史資料として展示
■寄付支援について(床下土風より)
丸山を借景にした桜並木と扇形車庫のある景色の更地化を止め、再生活用に利用するためにJR四国から借り受ける予定です。また、この借り受けができないと、日本国内でも貴重な扇形車庫と転車台、その敷地の自然が更地化され、宇和島の歴史深い景色が消えてしまいます。
この景色と建物たちを文化・歴史的継承物として継承し、多くの人々が憩い交流できる場所へと再生活用することで、多くの人々が「古いもの」とこれからも一緒に暮らしていける事例を増やしていきたいと考えて取り組んでいます。この宇和島のかけがえのない景色がこれからも人々の傍にい続け、人々の第二の居場所として親しまれる場所へと生まれ変われるよう、皆さまの深いご理解とご支援をお願いいたします。
用地の借り受け契約のための敷金と、扇形建物の改修の調査や、転車台の修理、トイレ設置や店舗事務所建物の改修、広場の整備など運営準備にいろいろと費用が掛かります。
多くの方のご寄付と、この情報の拡散をどうぞよろしくお願いいたします。