JR東日本は、新幹線試験車両ALFA-X車両について、2022 年度以降、主に営業列車の走行する時間帯で開発品の耐久性の確認等を目的とした走行試験を行うと発表した。詳細は以下の通り。
’20.7.19 東北新幹線 一ノ関~くりこま高原 P:渡邉航希
(今日の一枚より)
■走行試験の目的
2019年5月から2022年3月までの走行試験において、安全性・安定性や快適性、環境性能、メンテナンス性の向上を目的とした各開発品の性能を確認を行った。今後は、地震対策をはじめとした、各種開発品の耐久性確認のほか、車内におけるお客さまサービスの研究開発、将来の自動運転を実現するための基礎的な研究開発等を目的とし、走行試験を実施する。
■走行試験の概要
2022年度からは、主に営業列車が走行している時間帯で走行試験を行う。走行区間は主に東北新幹線 仙台~新青森間とし、試験内容によりその他の区間を走行する場合もある。
※営業時間帯における走行は、沿線騒音が現状より悪化しないように配慮した速度とする。
※当面の間は、最高速度を営業列車と同じ速度とする。
■これまでの走行実績(2019年5月~2022年3月)
【走行試験日数】計182日
【走行距離】約14.5万キロ