JR東日本は、3月16日に発生した福島県沖地震により発生した東北新幹線の被災状況について、概ねの点検作業を終えたと発表した。すでに脱線車両の撤去作業が始まっているが、合計被害状況は約1,000ヶ所におよび、4月20日の全線運転再開を目指して工事を進めていくとのこと。また、3月22日以降の運転計画についてもあわせて発表された。詳細は以下のとおり。
‘15.11.3 東北新幹線 古川 P:神崎 圭
(「鉄道投稿情報局」より)
◎東北新幹線の被害状況
・電柱被害:79本
・架線断線:2か所
・架線金具等の損傷:約550か所
・土木設備被害:約60か所
・軌道変位・損傷:約300か所
・駅設備被害:約10箇所
・被害状況の合計:約1000か所
◎3月22日以降の運転計画について
・那須塩原~郡山間と一ノ関~盛岡間の運転を再開し、臨時ダイヤで運行。
・郡山~一ノ関間は引続き運転を見合わせ、在来線で臨時列車を運転。
◎今後の運転計画について
不通区間の運転再開については、郡山~福島間は4月2日頃、仙台~一ノ関間は4月4日頃、全線再開は4月20日前後として計画している。