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山手線でアートを満喫! 「東京感動線」を乗車体験せよ…!

2022.01.17

photo & text:RM
取材日:2022年1月17日 場所:東京総合車両センター
取材協力:東日本旅客鉄道東京支社

 JR東日本では、2022年1月18日より山手線でアートをテーマとしたちょっと楽しい電車を1編成走らせる。列車名は「山手線 ver.HAND! by 東京感動線」。「HAND!」ってなんだ?…「東京感動線」ってなんだ?…

▲使用編成はトウ11編成。ヘッドマーク装着はない。

 外観としてはE235系の側面にシンボルマークのラッピングが施されているくらい。まずは「HAND!」についての説明だが、これは「Have A Nice Day!」の頭文字を取ったもの。「山手線で良い一日を!」という思いが込められている。つまり列車に乗ること自体が、乗客にとってちょっと特別な体験、少し気分が良くなる…そんな趣向が、車内各所に配置されているのだ。

⑴ 中吊りアートギャラリー
 号車ごとに異なる気鋭のアーティストが、中吊り広告をアートのキャンバスとして新作を制作。そしてなんとその「本物」(=複製ではない)が掲出されている。アートに触れることで心が癒され、豊かになる…というのは理解していても、実際の生活で頻繁に美術館に通っている方はどのくらいいるだろうか。このように「日常ど真ん中」の通勤電車の中で唐突にアート体験ができること、これがまず非常にユニークな点である。絵画だけでなく、立体・半立体の作品も含まれ、作品に添えられたQRコードで作者に関する解説などを読むこともでき、さらに運行終了後、このアートそのものを購入することもできる。

▲左から1~3号車の作品(の一部)

▲左から4~6号車の作品(の一部)

▲左から7~9号車の作品(の一部)

▲左から10・11号車の作品(の一部)

(2) XR TRAIN
 KDDIとのコラボで、やはり中吊り広告に表示されたQRコードを車内で読み取ると、自分のスマホ上に3Dイラストが表示されたり、日光の観光地をバーチャルに散策できたり…車内で過ごす時間を、デジタルテクノロジーで素敵なひと時に、という提案である。

(3) いつもとちょっと違う車内放送
 普通の自動アナウンス、車掌さんによる事務的なアナウンスだけでなく、特別に収録された観光案内、ちょっとした豆知識などが車内放送として流れる。声はニッポン放送・飯田浩司アナウンサー(鉄道好きでもあるそう)で、バックにかつての山手線沿線で聞かれた町中の音が流れるのも聞き所だ。

(4) 「Waas(ワース)」のPRコーナー
 各車の優先席・フリースペースには、JR東日本が提唱する「Waas」のPRコーナーが設けられている。「Well-being as a Service」の略称で、「移動の価値を高める」「空間の価値を高める」「地方での生活を豊かに」という3つの目的を掲げて、様々な活動を行っていくとのこと。今後の同社の行動指針のひとつとなっていく言葉なので、今のうちになじんでおきたいと思う。

▲「Waas」をPRする、JR東日本の佐藤部長。

●結局、「東京感動線」って…?
 実は「東京感動線」自体は今回初めて出てきた言葉ではなく、2018年から始まっているキャンペーンだ。山手線は、世界的にも稀有な存在である「地上を走る都心の環状線」であり、その山手線を起点に、心豊かな都市生活空間を創造する、というのをテーマとして、沿線でイベントや駅の個性化、地域との連携などを行っていくというもの。今回の「山手線 ver.HAND! by 東京感動線」もその一環であり、また本日1月17日から始まった「山手線でアートと音楽を楽しむ50日間」をアピールするものでもあるのだ。

 「山手線 ver.HAND! by 東京感動線」は、1月18日(火)~2月1日(火)の2週間運行予定。1編成だけの存在なので、乗車出来たらラッキー。ぜひアートに触れていただきたい。

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JR東日本WEBサイト

 

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