京浜急行電鉄では、2021年5月にデビューした1000形新造車両について愛称を募集していたが、その愛称が決定したと発表した。応募総数は3,087件と予想を上回る多さで、そこから入選作品を選び、京急グループ社員の投票により、最優秀作品を決定したとのこと。
’21.4.24 京浜急行電鉄久里浜工場 P:RM
◎最優秀賞「Le Ciel(ル・シエル)」
■応募者(ペンネーム):風の谷のさてう さん
■愛称に込められた想い
(1) 伝統の海水浴特急「ラ・メール号」をオマージュ。京急に乗って遊びに行く、わくわくする雰囲気をイメージ。
(2) フランス語で空。京急といえば三浦半島と羽田空港だが、どちらも空がよく見える。海のイメージもあるが、京急線は高台や高架を走ることが多く、全線を通してみれば空がよく見える区間の方が多い。クロスシート時の快適な眺望を想起させる。車体横の青いロゴ・番号との相性も良い。
(3) 「Le Ciel」の頭文字を取ると”L/C”。1890番代の特徴である”Long/Cross”を表している。
(4) 日本語で発音すると”ルシエル”。4文字以内なので、覚えやすく親しみやすい。
(5) 高級感のある響き。モーニング・ウィング号や、ウィング号を利用した際の優雅さをアピール。
(6) ブルースカイトレインのように、ロゴにカモメのイメージを配するなどすれば、空と同時に海を想起させられる。また、コンセプトの散逸を防げる。
◎優秀賞
・レッドラビット(赤うさぎ) 応募者:横山 洋一 さん
・飛躍 応募者(ペンネーム):はぎ さん
・サンサン号 応募者:川鍋 明久 さん
・幸風 応募者(ペンネーム):ヨネダ さん
▲愛称掲出予定の場所。(愛称募集時の京急電鉄ウェブサイトより)
※愛称(Le Ciel)の掲出は、2022年3月頃を予定している。