JR貨物では、2022年3月12日(土)にダイヤ改正を行う。主な内容は、
(1) 関東~関西間にブロックトレインを設定
(2) 東京(タ)~大阪(タ)間の輸送力を増強
(3) 南福井駅の停車列車と輸送力を増強
(4) 大型コンテナ輸送ネットワークの拡充
(5) 積合せ貨物ブロックトレインの速達化
(6) 機関車・コンテナ・荷役機械の新製
…となる。
‘21.11.13 東海道本線 逢妻~大府 P:新海乃蒼
(今日の一枚より)
(1) 関東~関西間にブロックトレインを設定
現在、越谷(タ)~百済(タ)間(2067・2066 列車)と大阪(タ)~姫路貨物間(81・86 列車)でそれぞれ運転しているコンテナ列車を活用し、越谷(タ)~神戸(タ)・姫路貨物間に直行輸送ルートを新設する。この輸送ルートは特定の利用運送事業者専用として設定し、越谷(タ)~百済(タ)間とあわせて、26両編成のうち20両程度を貸切の輸送力とする。これにより、越谷~大阪・神姫地区間のブロックトレインとして、飲料、食品、日用雑貨といった生活必需品などをターゲットとした新たな輸送サービスを提供する。
(2) 東京(タ)~大阪(タ)間の輸送力増強
東京(タ)~神戸(タ)間で運転しているコンテナ列車を大阪(タ)発着へ変更し、要望の強い東京(タ)~大阪(タ)間の輸送力を増強する。
(3) 南福井駅の停車列車・輸送力を増強
2021年10月11日に、全国で31番目のE&S(着発線荷役)駅として生まれ変わった南福井駅の停車列車及び輸送力を増やす。10月のE&S方式一部使用開始に合わせて札幌(タ)・岡山(タ)への輸送力を新設したが、今ダイヤ改正においても輸送チャンネルを拡充する。北陸地区における貨物鉄道輸送の拠点として、さらに利用しやすくなる。
南福井駅 E&Sコンテナホーム(プレスリリースより)
(4) 広島(タ)の大型コンテナ輸送ネットワークを拡充
要望の強い広島(タ)での大型コンテナ輸送について、本年に引き続き、今ダイヤ改正においても取扱いを拡大し、大型コンテナを使用した輸送需要に応える。
(5) 積合せ貨物ブロックトレインの速達化
速達性を重視する積合せ貨物ブロックトレインについて、一部列車のダイヤを改善し、さらなるリードタイムの短縮を図る。
(6) 機関車・コンテナ・荷役機械を新製
安全・安定輸送を推進し、輸送品質の向上を図るため、輸送機材の設備投資を行う。
【機関車】23両を新製
(プレスリリースより)
【編集部追記】DB500形の新製3両は既に西大分・延岡両駅にて稼働開始している。
【コンテナ】4,600個を新製
(プレスリリースより)
【荷役機械】97台を新製
(プレスリリースより)