JR東海では、2022年3月12日(土)にダイヤ改正を行う。主な内容は、
・東海道新幹線で、「のぞみ」30本の速達化や、広島行最終「のぞみ」の運転時刻繰り下げなど、さらに利便性を高める。
・在来線では、中央線「名古屋~中津川間」を終日全列車8両編成での運転とし、一部の列車に新形式車両315系を投入するとともに、朝通勤時間帯に上り列車の乗車機会を増やす。
・ホームライナーの運転区間、運転本数等を見直すなど、利用状況に合わせたダイヤに見直す。
…となる。
‘21.12.15 東海道新幹線 掛川~静岡 P:大谷真弘
(今日の一枚より)
【新幹線】
(1)「のぞみ」30本を速達化
早朝・夜間の「のぞみ」30本を速達化し、東京~新大阪間の所要時間を最大6分短縮する。これにより、定期「のぞみ」の東京~新大阪間の平均所要時間を1分短縮し、2時間28分になる。
(2) 山陽エリアからの首都圏と名古屋の滞在可能時間を拡大
広島・福山への最終「のぞみ」の東京発車時刻を9分繰り下げ、20時台に初めて設定する。
また、上り列車では、博多・小倉から東京に10時台に到着可能な「のぞみ」と、姫路から東京に8時台に到着可能な「のぞみ」を初めて設定する。
(3) 山陽エリアに直通する下り夜間の「のぞみ」の運転間隔を改善
東京発19時台の岡山行「のぞみ」1本を広島まで延長し、東京を19~20時台に発車する広島行「のぞみ」の運転間隔を30分以下に短縮する。
(4) 「ひかり」と山陽直通「のぞみ」の接続を改善
早朝・夜間の「ひかり」3本の運転時刻を変更し、名古屋での山陽直通「のぞみ」との接続を改善する。これにより、「のぞみ」停車駅と「ひかり」停車駅相互の所要時間を短縮する。
(5) 夜間下りの「こだま」と「のぞみ」の接続を改善
下り「こだま」2本の行先を変更し、新大阪行の最終「こだま」の時刻を繰り下げるとともに、「のぞみ」から最終「こだま」への名古屋での接続を改善する。これにより、岐阜羽島・米原の首都圏滞在可能時間を拡大する。
(6) 車椅子スペースを6席設置したN700Sの一部を、指定した列車に充当
車椅子スペースを6席設置したN700Sの一部を定期列車18本に充当する。これにより、当該車両で運転する列車を事前に予約できるようになる。
【在来線】
’21.12.3 神領車両区 P:RM
(7) 中央線「名古屋~中津川間」を終日全列車8両編成とし、一部の列車に新形式車両315系を投入
(8) 中央線の朝通勤時間帯に上り列車の乗車機会を増やす
中央線の「名古屋~中津川間」では、通勤時間帯を中心に最大10両編成で運転しているが、全て8両編成に統一するため、平日朝通勤ピーク時間帯に上り列車を増発する。
(9) 中央線ホームライナーの運転区間、停車駅、運転本数を見直す
運転区間を「名古屋~瑞浪間」に統一し、これまで一部通過していた高蔵寺、大曽根、鶴舞に全ホームライナーを停車させる。
(10) 関西線の区間快速が八田、春田に停車
関西線の全ての区間快速を、利用の多い八田、春田に停車させ、両駅の乗車機会を増やす。
(11) 深夜時間帯の一部の列車を見直し
深夜時間帯の列車の運転間隔を改善するほか、最終新幹線からの乗り換え時間を短縮する。また、利用状況を踏まえ、名古屋、岐阜を発車する一部の最終列車の時刻を繰り上げる。
(12) 静岡地区土休日のホームライナーの運転取りやめ
利用状況を踏まえ、静岡地区の東海道線の土休日に運転しているホームライナー全6本の運転を取りやめる。