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N700S、ローレル賞授賞式開催される

2021.10.30

text & photo:RM
取材日:2021年10月30日 場所:東京駅19番線ホーム
取材協力:東海旅客鉄道

 第61回ローレル賞をJR東海のN700Sが受賞し、その授賞式が10月30日、東京駅新幹線ホームにて開催された。

 ローレル賞は鉄道友の会が主催・選定する伝統ある賞で、前年に営業運転を開始した新型鉄道車両の中から技術的に最も優れたとされる車両に与えられるもの。会員による投票で決定されるブルーリボン賞とは性質が異なり、各分野に造詣の深い選考委員が選定するのが特徴である。

▲19番線に入線したN700Sを前に、授賞の言葉を述べる久保 敏・鉄道友の会副会長。

 授賞式には鉄道友の会から久保 敏副会長らが出席。N700Sが選定された理由としては、「フルモデルチェンジ車として安全性、快適性、信頼性、環境対策など、すべてにおいて最高水準に達しており、今後も主力として増備されるであろうこと」が主として挙げられており、外観こそ従来のN700Aとの類似性が感じられるものの、そこに込められた新技術の数々を評価したということであった。

 JR東海からは田中 守副社長らが出席。「受賞は大変光栄なことである」「新幹線の7代目主力車両(※1)として、持てるものをすべて注ぎ込んだ車両」「ひとつの新系列を生み出すのにだいたい10年は掛かる。その間、当社スタッフだけでなく関係メーカーなどからも大変な尽力をいただいた」と述べられた。

 JR東海のN700Sは現在19編成が就役しており、2023年度までに40編成が出揃う計画となっている。

▲’19.7.14 三島車両所(写真はJ0編成・確認試験車) P:伊藤岳志

※1:0系、100系、300系、700系、N700系、N700A、N700Sと代分けしている。

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