JR貨物では、九州向けとしてEF510形交直流電気機関車「ECO-POWER レッドサンダー」の301号機を、量産先行車として製作すると発表した。九州での運行開始に向け、車体には新たな塗装が行なわれる。
■特徴
EF510形は2001年から製作が開始され、本州の日本海縦貫線や東海道線、山陽線の貨物列車牽引に使用されてきた。そのEF510形が、現在、九州で運行しているED76形交流電気機関車及びEF81形交直流電気機関車の置換用として導入されることとなり、九州向け量産先行車1両（301号機）の製作が進められている。
今回製作するEF510形は本州で運行しているものとは異なる仕様とし、「JR貨物グループ長期ビジョン2030」で掲げられた「グリーン社会の実現」という価値を提供するため、貨物鉄道輸送における消費電力削減に向け、交流回生ブレーキを装備する。
（JR貨物プレスリリースより）
これに合わせて車体の塗装を変更し、従来のEF81形（303号機等）で親しまれている銀色をベースとしつつ、「ECO-POWER レッドサンダー」の愛称は継承したデザインとする。
■車両メーカーからの出場日
2021年12月16日（予定）
■運行開始日
2023年3月（予定）
