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デゴイチが牽く貨車にも乗れる! 「直江津D51レールパーク」早出しレポート!

2021.04.26

text & photo:RM
取材日:’21.4.26
 
取材協力:えちごトキめき鉄道

 えちごトキめき鉄道が2021年4月29日(木・祝)にオープンさせる鉄道テーマパーク「直江津D51(デゴイチ)レールパーク」。新潟県「鉄道発祥の地」に開業するこの春注目のスポットだが、26日に内覧会が行われたので、ひと足早く内部の様子をご覧いただこう。

 かつては直江津機関区として信越線の貨物・旅客用機関車および乗務員配置区所としての役目を担い、その後えちごトキめき鉄道に譲渡された直江津運転センターは、昭和40年代まで走っていた蒸気機関車のための扇形庫が現存するのが特徴のひとつ。

 パーク名に「デゴイチ」とつけられていることからも分かるとおり、アトラクションの目玉は「SL乗車体験」だ。SL「D51 827」に緩急車(実際には車掌車。以前の貨物列車には最後尾に車掌が乗務するためのこうした車両を連結していた)を2両連結し、直江津駅自由通路付近まで往復乗車することができる。このD51は火力による蒸気の力で走るのではなく、コンプレッサーを搭載することで空気圧で走行する仕組みにになっている。とはいえテンダー付きの大きなD級機がかなり見学者に近い距離で走り、しかもそれが牽く車両に乗車することができるというのは実に興味深い。ましてや、客車でなく本来は貨車である緩急車(車掌車)に乗車というのはさらに貴重な体験と言えるだろう。この体験乗車用に用意されたヨ6000形(2両)は車内を改装して木製のベンチ状の椅子が設置され、1両にはだるまストーブが設置されている。

 また、扇形庫内には先日JR西日本から譲渡された413系のうちクハ412-6も留置されていて、乗車しての車両見学ができるだけなく、グッズショップになっている点もユニークだ。

 ほかにも、「線路の石の缶詰」製作体験やミニゲームコーナーがある「エンジョイ☆コーナー」やキッチンカーの出店も予定されているとのことなので、年齢を問わず楽しめるスポットになりそうだ。

 なお、オープン日の4月29日から5月5日までは事前予約による定員制になっているので、来場の際はネット予約が必要。

 営業時間は9:45~17:00で、一般料金は大人1,000円、子ども700円となっている。

🔶事前予約方法など、詳細はこちらにて

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