JR四国は2014年7月26日より運転を開始した観光列車「伊予灘ものがたり」(キロ47形)について、2021年10月~12月の四国デスティネーションキャンペーンの閉幕に合わせ、12月をもって引退となることを発表した。
そこで、運転終了までの期間を「伊予灘ものがたりラストランイヤー」とし、様々なイベントを実施する。また、 2022 年春には車両を一新した「新たな伊予灘ものがたり」が誕生する予定。
‘18.3.17 予讃線 串~喜多灘 P:永井佑樹
(今日の一枚より)
■「伊予灘ものがたり」の概要
●基本情報
○ 運転開始日:2014 年 7 月 26 日
○ 運転終了予定日:2021 年 12 月末予定
○ 累計乗車人員:130,277 人(2021 年 2 月 28 日時点)
○ 運転日:土日祝日中心 1日2往復(大洲編、双海編、八幡浜編、道後編の計4便)
○ 各便での提供料理
・大洲編 モーニングプレート (松山市:ヨーヨーキッチン!)
・双海編 特製御重の和洋折衷料理 (内子町:レストランからり)
・八幡浜編 フランス料理松花堂弁当 (松山市:瀬戸内風仏蘭西料理 レストラン門田)
・道後編 アフタヌーンティーセット(松山市:Petit Paris[プチパリ])
■「伊予灘ものがたりラストランイヤー」の概要
●ラストランオリジナルロゴ
(JR四国プレスリリースより)
「伊予灘ものがたり」アテンダントがデザインしたラストランオリジナルロゴマーク。背景は伊予灘の美しい海をイメージし、運転開始の 2014 年から運転終了の 2021 年を表す数字には、愛媛を象徴するみかんを使用するなど、「伊予灘ものがたり」のコンセプトに沿ったデザインとなっている。
●これまでの振り返り映像の公開について
「伊予灘ものがたり」のこれまでの振り返り映像を公式ホームページに公開中。
●オリジナル乗車記念証プレゼントについて
アテンダントデザインのオリジナル乗車記念証を乗客全員にプレゼント。
表面は沿線をイメージさせる花々のイラストと共にこれまでの歴史を振り返るデザイン、裏面は季節感あふれる沿線の景色と車両の写真となっている。(今後季節に合わせ、デザインを変更予定。)
●「伊予灘ものがたり」にまつわるエピソード募集
「伊予灘ものがたり」は今年の 7月で運行 7周年を迎える。現車両の引退に合わせ、「伊予灘ものがたり」にまつわるエピソードを募集。応募方法など詳細は、決定次第発表予定。
●ラストラン特別ツアーの開催
8月以降さまざまなラストランツアーを企画予定。詳細には、決定次第発表予定。
また、今後、公式ホームページ、公式 Instagram、公式 Facebook ではラストランイヤーに関する最新情報発信。
■「新たな伊予灘ものがたり」の概要
「新たな伊予灘ものがたり」は 2022 年春を目処に、車両を一新し、3両編成となる。
●列車コンセプト
アテンダントの親しみやすいおもてなしや沿線地域からの心あたたまる歓迎の手振りなどで、乗客に非日常を楽しんでもらうこれまでのコンセプトに、「大切な人と過ごす時間と空間」という新たなコンセプトを加え、上質なワンランク上のサービスを提供。
●列車名称
「伊予灘ものがたり」
●運転区間
松山駅~伊予大洲駅・八幡浜駅間
●運転日
土日祝日を中心に1日2往復運転予定
●両数
3両編成(キハ185 系 ※既存車両を改造)
●その他
・外観、内装等の車両デザインはこれまで同様、JR四国が担当。
・デザインやサービス等の詳細は決まり次第順次発表予定。