阪急550形保存プロジェクトでは、国内で唯一現存する阪急550形の運転席部分について、末永く後世に残していくことを目的として、無償譲渡先を公募する。詳細は以下の通り。
▲阪急550形電車の運転
■阪急550形電車について
阪急電鉄550形は、前身である京阪神急行電鉄が、戦後初めて、宝塚線向けの新形式として1948年及び1951年に16両を導入した形式。
第二次世界大戦後の車両不足で困窮していた時期に復興の牽引役を担い、その後も神戸線・箕面線・伊丹線・甲陽線などで活躍し、1969年のさよなら運転をもって引退した。その運転席部分が岐阜県養老町のアルナ輸送機用品の手で保存されていたが、諸事情により保存の継続が困難となったため、このたび無償譲渡先を公募することとなった。