東京都交通局では、三田線で平成12年以来22年ぶりの新車となる、新型車両「6500形」を導入することを発表した。現在運用している6300形車両は6両編成となっているが、今回導入する6500形車両は三田線初の8両編成となる。
6500形車両は、2020年11月に1編成が搬入される予定となっており、試験調整等を行った後、2022年度から営業投入し、6300形車両を順次置き換えていく計画となっている。詳細は以下の通り。
■車両外装
（東京都交通局プレスリリースより）
■車両内装
（東京都交通局プレスリリースより）
■現在運用されている6300形
‘19.12.8 東急電鉄目黒線 武蔵小杉 P：田部井毅大
（鉄道投稿情報局「都営地下鉄6300形6308編成が運用復帰」より）
■車両概要
●車両形式
6500形
●導入編成数
13 編成（8 両編成）
■車両の特徴
●8 両編成化
・1 編成当たりの両数を従来の 6両編成から2両増やし、8両編成となる。
・ユニバーサルデザインの考え方を取り入れた「人にやさしい車両」
・車いすやベビーカー、大きな手荷物を持っていても利用しやすいよう、全ての車両にフリースペースを設置。
・ラッシュ時にスムーズな乗降ができるように、乗降口脇のスペースを拡張。
・吊手や手すりの数を充実させるとともに、低い吊手や荷物棚を設置。
●快適な車内空間
・座席は幅を広くするとともに、大型化した見通しの良い仕切りを採用。
・多言語対応の液晶モニターの設置など、訪日外国人などへも充実した案内を提供。
・手持ちのモバイル端末で移動中に必要な情報が入手できるよう、地下鉄車内で無料Wi-Fi サービスを提供。
●省エネルギー化
・車内照明にLEDを採用。
・VVVF制御装置には、低損失なSiC素子を一部に採用。
●車両情報管理装置
・走行中の車両各装置の動作情報を車両基地に伝送できる車両情報管理装置を、都営地下鉄では初搭載。
●セキュリティの強化
・車内のいたずらや迷惑⾏為等、犯罪⾏為の未然防⽌のほか、テロ対策等に向け、セキュリティ強化のため、全車両に防犯カメラを設置。
