東京メトロは半蔵門線8000系に代わる新型車両18000系を2021年度上半期より導入する。
本車両は従来の8000系や08系の端正な表情を受け継ぎ、車内空間を半蔵門線の路線カラーの色彩に同調させることで、親しみや活気が感じられるようなデザインにしている。
詳細は以下の通り。
■導入計画・導入車両数
2021年度(上半期)より順次、営業開始予定(19編成、計190両)
■主な特徴
●エクステリア
従来の8000系や08系の端正な表情を受け継ぎ、直線的なヘッドライトを採用。親しみやスタイリッシュさが感じられる外観にしている。
また、車端上部にフリースペースのサインを掲示し、車いすとベビーカーを利用する方への視認性を向上させている。
●インテリア
半蔵門線のラインカラーの色彩に同調しており、明るさや活気を感じさせる車内空間。
連結面、座席横の仕切り、及び荷棚に透明な強化ガラスを採用したため、車内に開放感がある。
●安全・安定性の向上
・車両情報監視・分析システム(TIMA システム)を導入
・脱線時に自動で列車を停止させる脱線検知装置を搭載
・車両内へセキュリティカメラを搭載
■車内快適性の向上
・消臭、抗菌、抗ウイルス加工が施された座席表地を採用
・座席幅を拡大(430 mm→460 mm)
・全車両にフリースペースを設置
・車両とホームの段差を低減
・フリースペース付近のドアのレールに切り欠き
■環境負荷低減
・高効率な永久磁石同期電動機(PMSM)とシリコンカーバイド(SiC)素子を利用。制御装置の採用により消費電力量を削減。