京浜急行電鉄株式会社は、2018年1月から順次営業運転を始める新造車「新1000 形(17 次車・ステンレス車)」において、全面塗装を復活させる。 近年、鉄道業界では無塗装・フィルム貼りのステンレス車両が主流となっているが、今回のの新造車からは”京急らしさ”を取り戻すために、あえて全面塗装を復活させることとなったとしている。京急電鉄によれば、ステンレス車の全面塗装は関東大手私鉄では初の試みとなる。 2018年1月に6輌編成1本、2月に8輌編成1本の営業運転開始を予定。今後の新造車についても17次車と同様の仕様を予定している。 なお、京急の創立120周年となる2018年1月からの営業を予定している8両編成については、創立120周年に合わせ、車体番号に1200番台を使用している。〇導入開始予定 6輌編成 2018 年1月~ 8輌編成 2018 年2月~〇車輌数 6輌編成2本 計 12 両(車体番号 1613~) 8輌編成3本 計 24 両(車体番号 1201~) ※来年度(18 次車)以降の新造車(新 1000 形)についても同様の仕様を予定。〇仕 様 (1)車体の全面塗装 従来の新1000形(ステンレス車)では、先頭部のみ普通鋼に塗料を用いて塗装し、そのほかはカラーフィルムをラッピングしていたが、17次車においては全面エナメル塗装とすることで、ドア周りや窓枠まで赤と白を基調とした”京急らしさ”を表現している。 (2)2画面一体型の情報提供装置(LCD) 各ドア上に2画面一体型の情報提供装置(LCD)を設置し、路線案内などの案内を表示 する。「路線案内表示」や「広域路線表示」については、2画面で表示することで、より詳細な路線図を見ることができる。また、乗り換え案内にはピクトグラム(路線記号)を採用するほか、各案内についてはすべて4言語(日・英・中・韓)表記となる。